もしも、嫌だという事ができていたら。

こんにちは、hanaです。

日々のお仕事、お疲れ様です。

しっかりお休みもとってくださいね!^^

私は医療職という仕事柄、

ご高齢の方と接する機会が多いのですが、

今日は、そんな日々のエピソードから

感じたことを書かせて頂きます。

認知症の方との関わりから

もう、数年間関わらせて頂いている

認知症の女性の方がいます。

少しずつ状態が悪くなっていくことを感じながら、

それでも、できることを感じて頂きながら、

日々を楽しく関わらせて頂きました。

そんな中で、彼女が嫌がることを

私がしてしまったようなのです。

嫌なことを嫌ということの大切さ

ご家族の方とお話ししていて、

「もう、来ないで欲しいと言っている」

という話をされました。

どういうことかを確認すると、

洋服を探されたことが嫌だったそうなのです。

何があったのかというと、

その方は、季節が暑くなっているけれど、

ずっと同じ長袖の洋服で過ごされていました。

「そろそろ、暑いので半そでに着替えませんか?」

とお伝えすると、

「そうね。ちょっと、洋服を探してくるわ。」

とおっしゃいました。

ずっと仕舞い込んである洋服を探すお手伝いを

一緒にさせて頂いたのですが、

どうやら、それがとても嫌だったようなのです。

「一緒に探させてもらってもいいですか?」と

お聞きした時には、

「もちろん、いいですよ。」と

笑顔で答えてくださったのですが、

そのことは、忘れてしまったようです。

そのお話しをご家族にしたところ、

「ああ、外面がいいからな・・・。」と

旦那様がつぶやいていました。

我慢してため込むこと

その方は、これまでの生活歴の中で、

いろいろなことを我慢をされてきたようで、

「いろいろ文句を言うよりも、

私が我慢すればいいことだから。」

ということを、よくお話しされていました。

出会った頃は、

旦那様の愚痴をお話しされることが多くて、

積もり積もったものを吐露されることで、

気持ちが少し晴れていくご様子でした。

旦那様との関わりの中で、

認知症の方との関わりという点で

お伝えしていったことを

旦那様は努力して実践してくださり、

その結果、時間をかけて、

少しずつ奥様の不満を聞くことは

少なくなっていきました。

自分で自分を幸せにする

嫌なことを嫌だと言えていたら・・・

言えない事でため込んでしまう

ストレスというのは、

蓄積して自分自身を傷つけてしまいます。

病は気からと言いますが、

忘れてしまいたいくらい、

嫌なことがたくさんあることも

認知症となってしまう

原因になっていくのかもしれないと、

認知症の方と関わらせて頂く時に

感じることがあります。

何を嫌だと感じるかは、

自分にしか分からないことです。

それを相手に伝えていくことは、

他でもない自分自身を守るためでもあり、

そして、相手を憎まないためでもあります。

少し、言いにくかったりしても、

勇気を出して伝えていく事は、

健全な関係を維持するためにも

そして、自分を幸せにしていくためにも

大切なことなのだろうと思います。

人の立場や気持ちを思いやるというのは、

優しい在り方で、尊敬できる部分でもあり、

素晴らしい行いでもありますが、

あまり、我慢をし過ぎないように・・

という教訓を頂きました。

本当に有り難うございました。

それでは、今日はこの辺で失礼します。

お読みくださいまして、ありがとうございます。

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