
こんにちは、hanaです。
今日は、何を書こうかなー。
そうだ、エニアグラムで学ばせてもらったことが書きたい。
そう思ったので、今日はエニアグラムの視点から
書いてみたいなと思います。
個を超えた視点で眺めること
エニアグラムでは、人の性格を9種類に分けて
このタイプの特徴は・・というように
それぞれを理解する視点に立って見ていきます。
そうすると、いろんな価値観があって、
それぞれの人によって大切にしたい事が違っていて
辛さを感じることも、
原動力になることも違っているけれど、
それだから、世界のバランスが取れていて
自分にないものを他の人が持っていてくれるから
助け合うことが出来ることが分かります。
違いそのものが尊くて、
誰かと比較してダメだとか思う事があったとしても、
自分には自分の良さが合って、輝きがあって
それがつまらないものに見えたとしても
他の人から見たら、決してそうではなかったりする。
全体的な視点で見た時に、
そんな自分でも役に立てたり、
必要としてくれる人もいるんだよ
ということを教えてくれる。
個を超えた視点での
考え方や捉え方を教えてくれるもので、
全体性の中で個を捉える見方を教えてくれることが、
エニアグラムの一番の魅力かなと感じています。
タイプ1からの学び
そして、エニアグラムを学んでから、
他者を批判することの無意味さも感じました。
例えば、善と悪を分けてジャッジすること。
これは、あまり良くない印象があって
「これは正しいよね。」ということって
自分の価値観を押し付けてしまう印象がありました。
けれど、エニアグラムのタイプ1への理解から、
必ずしもそうではないことを学びました。
タイプ1は、「改革する人」と言われていて、
説明文を書籍から拝借しますね。
タイプ1・改革する人
高潔で、理想が高いタイプ。倫理的で、良心的。善悪の区別が強い。
人に教えたり、改革に燃える。常に物事を改善することに励んでいて、間違いを犯すことを恐れている。
きちんとしていて規律を重んじ、潔癖症である。
高水準を維持しようとするが、批判や完璧主義に陥りかねない。
抑圧した怒りと短気が問題になりやすい。
最良の状態において、健全なタイプ1は賢明で見識があり、現実的で崇高。道徳的英雄。
引用:新版エニアグラム【基礎編】p23より
このような特徴があるのですが、
すでに個性の中に
「善悪の区別が強いこと」が組み込まれているのです。
それで、エニアグラムの講座の中で
先生が言っていた
「タイプ1に善悪をつけるなって言う方が可哀想。」
という言葉が印象に残っていて。
「そっか。もうすでに
性格的に善悪の区別をつけることが
組み込まれている人がいるんだ。」
ということを痛切に感じました。
ああ、だから世の中が平和的に保たれるのかもしれない。
とも思ったのです。
というのも、タイプ1は
警察官とか裁判官に例えられることもあって
職業的には善悪の区別をしっかりつけることが
仕事になっている人がいるように、
その性格をもつ人達が、
社会に求められていると気づいたのです。
弱者を守るとか、法を守るとか
そういうことを見守る人がいなければ、
いくら法があっても意味がない。
だから、そういう人も必要で
生まれつきの資質として持ち合わせて
生まれてきてくれている。
そんな風に思ったら、
善悪の区別をつけるって
ジャッジすると言う見方をすると
否定的な印象になるし、
確かにそのことが裏目に出ることもあるけれど、
世の中にとって必要で大切な事でもあって、
やっぱり、戦争よりは平和がいいし、
法や治安が守られる世の中であってほしい。
そういう方向に社会を動かすには
こういう価値観を持った人が居てくれることが
価値をもつのだなと思ったのです。
だから、善悪を決めつけることが良くない
ということも一理あるけれども、
必ずしもそうではないなとも思えたのです。
確かに、俯瞰してみると善も悪もない。
すべてのことに両側面があって
必ずしも良い悪いを決めることなどできない。
そうなのですが、
この現実的な社会的な側面からみると、
調和の方向に向かう方が良いのですよね。
タイプ1は、現実的で地に足の着いた性質から
時に人を裁きがちな面もありつつ、
社会をより良い方向に導いてくれる存在に
なることができる。
そんな風に思えました。
より高く、広い視野で人を捉えるようにしてもらえた。
いろんな人を受け止めることのできる考え方を
エニアグラムに教えてもらっているなと感じます。
生きていく中で大切なことや、
人を理解し受け入れていくために
重要な考え方を学ぶ機会になっています。
違うタイプへの理解がもたらすもの
自分と違う価値観や考え方を
理解して受け入れていくことは、
時に困難を伴います。
どうして、こんなに冷たいの?
どうして、人をあざ笑うの?
生きていると、悲しい気持ちになることがあります。
そんな悲しい出来事は、きっと誰かのことを
もう少し深く理解することができたら、
ただ、傷つくだけだった状態から、
相手の行動の意味を理解することにつながる。
相手の苦しみや辛さが、
必ずしも自分に起因することではないと理解できることで
不要な罪悪感や劣等感を背負わずに済んだり、
相手に対する憎しみを持たずに済んだりする。
自分と異なる価値観を理解できることは
ストレスを減らすことに役立ってくれます。
例えば、
「なんでそんなに威圧的な態度を取るのだろう?」
と感じる時。
勝ち負けに対しての執着があまりないと、
そういう人の気持ちが理解できない。
「なんで?そんなこと言わなくていいじゃん。」
となる。
けれども、競争心の強いタイプ8にとっては、
自分のテリトリーを守るための重要事項だったりする。
ああ、そういう価値観を持っている人がいて、
勝ち負けに囚われることを
「気にしなくていい」とか
「そんなくだらないこと」とか
そんな風に片付けたら、
この人らしさが失われてしまうようなことかもしれない。
もしも、知識がなかったら、
「なにかと攻撃してくる嫌なヤツ」で終わっていた。
それが、何故そうなってしまうのかという
理解につなげられることで、
生まれつきの性質として受け止めた方が良いと解る。
それは、輝きの反対側の性質だったんだ。
そう思う事ができたら、
関わり方は変わってくるなと感じたのです。
レベルが下がっている時、
攻撃的だったり、威圧的あるいは
支配的になりやすい性質がタイプ8にはあって、
それもこの人らしさの一部で
迷惑な感じもあるけれど、
レベルが上がると天性のリーダーであり、
頼りになる存在として仲間を守り、
人を助ける存在として活躍できると言われています。
レベルを高めていくことで、
「威圧してくる人」から「人を助ける」方向に
変化できる可能性をもっているので、
魅力や可能性に焦点を当てていく方向に
付き合い方を見直していくと
より建設的に考えられたりするのですね。
性格の個人差って形のないものだから、
こういうタイプ分類みたいな形で理解することで
整理しやすくなります。
決して、他者を決めつけたりできないし、
あくまでも参考程度なのですが、
知っていることで人間に対する理解が深まるので
勉強してきて良かったなと思っています。
誰かの悩みを聞く時にも、
こういう人がいて対応に困っているという
相談を受けた時に、エニアグラムの考え方を
取り入れていくこともできるので、
学べていることが有難いことだなと感じています。
この学びが、少しでも役立ちましたら幸いです。
それでは、今日はこの辺で失礼します。
お読みくださいまして、ありがとうございました。