
「あら、コロ助ちゃん、なーに?」
「もうすぐ、健康診断なり・・」
「へえ、コロ助ちゃんも健康診断受けるんだね。
ロボットは関係ないかと思ったけど・・・」
「失礼だね!僕だって健康診断くらい受けるんだから!」
「そっかー。同じなんだねー。」
あ、失礼しました。
バナ・・、hanaです。
冒頭のは何か?
さあ・・ちょっと頭がこんがらがって
味噌がうまく熟成しなかったのかもね。(?)
はーーー。
今年も健康診断の予約をしました。
ああ、憂鬱じゃ。
ちょいと気を引き締めなければ・・。
ああ、このままだと
ただの愚痴になりそうなので、
ちょっと真面目に書きましょうね。笑
でも、なんか真面目に書く気になれないな。
(おい、どっちなんだよ。)
そういえばさ、今日久しぶりに蚊にくわれたの。
3カ所も!!
(そんなこと、どうでもいいわ・・・。)
それでさ、帰り道に
いつになくたくさん虫が鳴いてたんだよ。
(ふむふむ。それで?)
気温がたった5℃違うだけで虫は元気になるんだねー。
(それだけかよっ!!)
まずい。気怠さが文章に出ている・・。
はい。冒頭の雑談が長くなりましたが
気を引き締めていきましょう。
本を頂きまして・・
一週間ほど前、患者様から一冊の本を頂きました。
昔、患者様自身が執筆して自費出版されたそうで、
自宅を整理していたら15冊ほど見つかったので、
どうせなら、普段お世話になっている人に
読んで頂きたいから・・
とのことで手渡されました。
どうも、ありがとうございます。
これまで、患者様から
自筆の本を頂いたことはなかったので、
驚きつつも、お気持ちが嬉しかったです。
若いころのお話しが散りばめられた短編集で、
一つ一つの話がきちんとした言葉と文章で綴られている。
きちんと形の整った文章は、
「文章教室」に通って身に着けたとのこと。
知的な香りが漂う文章で、
昔の思い出が次々に語られていて
情景が目に浮かぶようです。
これらの経験があっての今なのだなと、
味わうように読ませて頂いています。
心なしか、私も丁寧な口調になっています。笑
いつも、仕事中は丁寧にお話ししてますよ。
多分ね・・?笑
今のところ、半分ほど読みました。
短編集なので、そこまでで印象に残った話を
一つだけご紹介してみようかな、と。
どうぞ、お楽しみください。
「先生、ごめんなさい」
学校で、二度立たされた経験がある。
一度めは小学一年生のとき。授業中に大あくびをし、半日、教壇に立たされた。
二度目は高校二年生のとき。体育理論の時間である。次が英語の授業で、その日はテストの予定だった。勉強不足だったので、ノートの下に隠した単語帳をちらちらとのぞいていた。その程度ならよかったのだが、隣席のAさんと、単語の意味について小声でしゃべったのがまずかった。
「そこの二人。立て!」
雷が落ちた。こわごわ見上げると、いつもは温厚なK先生が仁王さまに変身している。
凍りついた。
二人は、一時間、職員室の柱時計の下に立たされた。県立校で、八分の一にも満たない女生徒が立たされることなどめったにない。行き交う先生たちに、私たちの光景はよほど異様に映ったらしい。みんなあきれ顔で訊く。
「お前たち、何したんだ?」
「内職しているところを見つかってしまいました」と答えると、
「バカだなあ。どうせやるなら上手くやれよ。ハッハッハ」と笑いだす。
それから、ひとしきりお説教された後、始末書に保護者印をもらって翌日提出するように言われ、やっと放免になった。
受験校だったせいだろう。入試に必要のない教科は、なんとなく軽視される傾向があった。そうした授業では、けっこう内職もあったのだが、暗黙の了解で大目にみられていたような気がする。それだけに、ヘマをやったという思いが強く、ほとんど反省しなかった。
深く反省したのは、社会人となり、自ら教える立場に立ったときである。教師にやりがいを与えてくれるのは、真剣に話を聞いてくれる生徒である。小学一年生のあくびはしかたがないとしても、高校生の内職は許されるものではない。K先生に今、心から謝りたい。
これを読んで、アニメでよく見ていた
廊下で立たされる光景って、
当たり前にあったのだな・・ということ。
いや、あるからお話しになっているのだと思うけれど、
こうしてエッセイにまとめられていると、
さらに、事実として突きつけられる気がします。
あくびをしただけで半日教壇に立たされるって・・
昭和の時代って、いろいろと厳しかったなと。
上の世代になればなるほど、
「ウソでしょ?!」って言いたくなるような
エピソードを耳にすることがあります。
目にボールが直撃して
失明しかかっているのに、
サッカーの試合を続けさせるとか。
ちょっと、笑えない・・・。
今は、きっとハラスメントと
言われるのかもしれません。
時代は良い方向に進んでいるのかな・・と思います。
先生からの叱責って、子供にとって
心の傷になるくらい辛い出来事として
記憶されることもあるけれど、
何が悪かったのだろうとか、
考える機会にもなっていたなと思います。
叱り方って難しいですよね。
正解なんてないのかもしれないけれど、
厳しすぎるのも甘すぎるのも
何かの弊害を生むのでしょうか。
みんな違うので一括りにはできないし。
子育ては、いつも悩みながらです・・。
というわけで、答えもないまま・・
今日はこの辺で失礼します。
お読みくださいまして、ありがとうございました。