生きていてくれるだけでありがたい

こんにちは、hanaです。

今日は、私自身が悩み中のお題、

子育てについて書いてみようかなと。

子育てって、それこそ価値観によって

いろんな考え方が存在している。

正解なんてない気がするし、

それぞれのケースで合う合わないもあったり・・

そんな風に感じているので

目の前にある事実と

子供の個性と親自身の在り方と

いろんな角度から見ていくことが

大切なのかなと思ったりもするのですが・・

親は勝手なもので、

親自身の欲で「もっと良くしてあげたい」

とか、思ってしまう。

「良かれ」と思って

あれこれ世話を焼いたり、注意したり

口うるさくなってしまったり

それは、子供のことが可愛くて

大好きだからそうなってしまう。

一方で、自分が忙しくて余裕がないと

話を聞いて欲しい、もっとかまって欲しい

頑張ったことを認めて欲しい、

一緒にいて欲しい

そんな可愛いお願いごとにも

耳を傾けるゆとりが持てない時もある

子供に何かを身につけさせたいと思って

塾や習い事を勧めてみたり

ちゃんと勉強してるのかと気にしてみたり

こうして改めて振り返ってみると

本当に勝手なものですよね。

子供にとって必要なことは、

多分、その子が必要としてる時に

助けられることだったり

見て欲しい時に見てあげることだったり

普段から何が好きで何が嫌いで

何が楽しくて何が辛くて

そういうことに関心をもって

同じ時を過ごすことが

大切なのだろうと思いながら

余裕がないとそんな風にできなくなったりする

完璧を求める必要なんてない

そんな風に思ってはいても

他者に対しては客観的でいられても

いざ、自分のこととなると難しかったり、

自分のことが一番見えなくなる時もある気がします。

患者様から聞いた心温まる話

私と同い年の息子さんがいる

母親くらいの年齢の患者様とお話ししていた時に

たまたま聞いたお話なのですが・・・

不登校に悩んでいたお友達の話

昔、友達と話をしていた時に

その友達のお子さんがとても優秀で

今ではお役所に勤めているのだけど

子供さんが不登校になってしまった時期が

一時期あって。

うちの子にもそんな時期があったのだけど、

そんな時に、親は世間体とか色々気にして

「学校に行きなさい」って

普通は言ってしまうじゃない。

だけどね、

その親御さんが偉いと思うのはね

『生きてくれているだけで十分』

そう言ったのよ。

自然に。

私、その人偉いなって思ったの。

普通は自分の子と友達の子と

比較しちゃったりするものじゃない。

比べようと思わなくても

自然にそうなってしまったりするでしょ?

だけどね、その人のお子さん達、

・・お子さん達って言うのは、

その子の妹さんも不登校になってしまって

2人ともそんな状態になってしまった時期があったのだけど、

そのお母さんはね、

妹さんにも同じように

『生きてくれているだけで十分』

と言ってたの。

そしたらね、

2人ともとても立派に育っていったのよ。

親が伝えていく本当に大切なことは

こんなお話を聞かせてもらって

私は涙が出そうになって

人間にとって

本当に大切で必要なことって

存在そのものを承認してもらえること。

ただそこにいることを認めてもらえること

そういうことが

1番大切な基盤になっているのだなって。

見た目がどうだとしても

何かができなくても

失敗したとしても

誰かが望むようになれなくても

ただ、「そこにいてくれてありがとう」って

誰か言ってくれる人がいたら

それだけで生きられるのかもしれない。

ただ、いるだけの価値。

それで満たされているということ。

多分、そこをしっかり伝えてあげることが

親として最も大切なことなのかもしれない。

私も心がけてみよう。

ただ、生きていてくれるだけで十分だと伝えること。

「もっと良くしたい」という欲は脇に置いて、

本当に子供の顔が輝く言葉は、

多分、もっとシンプルで根本的なこと。

いつも、大切なことは

辛いことの中で見つけられたりする。

苦労のない一見すると煌びやかな人生は、

たくさんの宝物を持っているように見えるけど、

もしかしたら、最も大切な何かを

つかみ損ねてしまうのかもしれない。

頭で理解しただけでは、

知識だけの学びで、いつか忘れていく。

体験の中で理解したことは

まったく違う色彩を放って魂に刻まれる。

消えない記憶として残されていく。

だから、私は喜びも苦労も

両方があって良かったと思います。

それでは、今日はこの辺で失礼します。

お読みくださいまして、ありがとうございます。