
こんにちは、hanaです。
今日は、ちょっと真面目に語らせて頂きます。
感情的になる瞬間が人にはありますよね。
もうダメだ・・
すべてが失敗だ・・
終わらせたい・・
そんな風に感じる瞬間。
辛い時には追い打ちをかけるように、
次々に嫌なことが起こることがあって、
仕事でもミスをしてしまったり、
プライベートでも災難に見舞われたり・・・。
言霊瞑想を始めてから、
ここまで落ち込むのはなかったのですが、
自分自身にすらも不信感を抱いてしまう程
辛くなってしまったのです。
何もかもが無意味に感じられて、
私は一体どうしてしまったのだろうと混乱に陥りました。
・・・それ自体は別に良いのです。
人生には波があるのが自然なことで、
良いことしか起こらないとかありえないですよね。
そんな中でも、出来事の解釈は変えられますが、
さすがに嫌な出来事が大きなことだったり、
連続で起きてくるとストレスが蓄積していきます。
そんな時こそ、
どんな風に向き合うのかが大切だと思っています。
感情を表に出す過程
今回は、本当にひどく落ち込んでしまったので、
これも学びの機会だと捉えて、
建設的に活かすために、
ここに乗り切ったエピソードを書いてみますね。
今までと違って不思議だったのは、
辛いのに涙が一滴も出ずに静かな状態だったこと。
奥の方に渦巻く辛さを感じるのに
表面には出てこようとしないので、
具体的に何が辛いのか自分でもよくわからない状態でした。
こんな時、何をすれば良いのだったか・・。
調子の悪い状態で考えました。
とにかく、自分のために向き合う時間が必要だから、
自分の想いを具体化することに意識を向けよう。
何が辛いのか。
奥で渦巻くものはなんなのかを探ろう。
そして、何が出てくるか分からないけど、
とにかく出てくる言葉を紙にそのまま書き殴りました。
出てくる支離滅裂な内容を
見つめながら見えてきたことは、
自分自身に対する強い苛立ちでした。
私は、無力感に苛まれていたんだ・・。
できないこと、ダメなことしか見えなくなり
破壊的な衝動に襲われて、
ブログを全部消してしまおうかと
思った瞬間もありました。
すべてが嫌になってしまったのです。
そんなことを考えたことは、
今までに一度だってなかったから、
自分でも戸惑いました。
それは、楽しいよりも疲れるが勝ってしまったからで、
肉体的な疲労も原因のようでした。
個人的な問題も重なって、
やることが増えていたのですが、
時間と体力という資源は限られる中で
睡眠時間を削り無理をしてしまっていました。
頭も働かないから、余計に非効率になっていて。
ぐちゃぐちゃに書き殴った紙を
真っ黒に塗りつぶして、
めちゃくちゃに破って捨てました。
やっと、出せた。
いろんな問題が積み重なりキャパシティを超えていて、
心も体も無理をしていた状態でした。
無意識は必要なものを知っている
そんな中で、急ぎでもないのに
自分の問題とは全く関係ない本を、
ただ、手にとって読み始めました。
手元にあったけど、まだ読んでいなかった本。
三橋貴明氏の明治維新の大嘘という本でした。
今、この本を読んでも、悩んでいることの解決にはならない。
明治維新と私の問題とは、なんの関係もない。
なのになんで私はこの本を読んでいるのだろう?
そこに意味なんて感じられなかったのに、
半ば自暴自棄になりつつ、ただ読み進めました。
後から感じたのは無意識の凄さでした。
理由なんてわからないのに、
自分に必要なものを引き寄せる。
心の働きは不思議です。
その本は、読みやすい文章で書かれていたため、
思ったより早く読み終えることができました。
二極化思考やリセット思考の状態から冷静さを取り戻す
それで、日本国の歴史と経済の話を読み、
歴史認識の大切さについて、
良いことが書かれていると感じました。
自虐史観や小国意識といった、
誤った歴史認識を握りしめている限り、
この国を守ることや将来世代に何を残すかという
展望の持ち方自体に誤りが生じる。
日本は歴史的事実から、小国でなく大国であったこと。
経済規模も人口もそれなりに大きなものだったからこそ、
自国を守ってこられたことが書かれていて・・。
ああ、国という単位でもそうなのだから、
個人の意識にも同じことが言えるのだろうな。
そんな風に感じました。
自己認識をどのように持つのか、
過去をどのように捉えるのか、
残すべきものと改善すべきことは何か。
そういったことを冷静に
見極めていくことが大切だということ。
落ち着いて考えればできることが、
感情に左右されると見えなくなる。
そして、行動の原動力になるのは感情なんだよね。
だから、感情が破壊的になる時は、一旦冷ます。
著書の中で三橋氏が伝えていることは、
二極化思考やグレートリセットに見られるような、
リセット思考についての問題でした。
開国か、鎖国か。
どっちが良し悪しでなく、その中間の在り方を探ること。
明治維新や大東亜戦争により
失われた過去の歴史を断絶する在り方から、
歴史認識を改めて振り返ることの重要性。
世界一古い国家である日本が、
どのような在り方をしてきたから
豊かさが築かれ存続することができたのか。
グローバリズムに流されることへの警鐘。
単なるイメージで判断することの
短絡的な側面を見直すこと。
そういう内容に触れているうちに、
私は少しずつ冷静さを取り戻していきました。
これは、今の日本が絶望的な状況に見えるけれど、
その原因はどこにあるのかを
振り返る地点に来ていることを示していました。
日本という国に対する見方を
変えていく必要を感じさせてくれたと同時に、
私という個人に対する見方も、
同時に大切であることを思い出させてくれました。
すべてを消して、
白紙にしてやり直そうという考え方は、
本来の日本的な在り方ではないこと。
極端な思想は破壊的な衝動と結びつきやすいこと。
そして、本来日本が持っている力は、小さくはないこと。
それを、諸外国の都合で意図的に忘れさせられてきたこと。
そのようなことから、
日本人の持つ価値観自体を見直す必要があるという、
内側からの変革が今、必要とされている
ということを、改めて認識しました。
負の感情と向き合う意味
破壊的な衝動や内に秘めた怒りは、
安全な形で表に出すこと。
こういった感情との向き合い方を伝えることも、
私自身の大切な目的です。
自分の葛藤と向き合う過程を書くのは、
個の在り方が国の在り方にもつながるし、
その力が世界を変化させていく
唯一の源泉とも言えるから。
今回の私は、
紙に書き殴って破り捨てるという方法でしたが、
どの方法が合うかは、
その時によって異なっています。
言葉にするのは、具体化する目的に適っているので、
今回のように自分の中にあるものが
抑圧されていて見えにくい時には、
そんな方法が合っていました。
逆に感情が噴出している時は、
音楽に浸るとか、安全な場所で叫ぶとか、
クッションを殴るとか、ひたすら泣くとか、
そういう方が出し切れたり、
出し切る方法もその時々で変わります。
私には、ストレスが溜まると甘いものが食べたくなる
というパターンが、若い頃にありました。
もう、そんなことは
起こらなくなったと思っていたけど、
そんな衝動も出てくるくらいに
今回は久々の大波でした。
そんな状況も紙と鉛筆のおかげで、
幸い、ハーゲンダッツ1個で済みました。
現状が何か変わったのではなく、何も変わってはいない。
だけれど、私の内側の景色が変化しました。
投げやりになる時もあるし
すべてが嫌になってしまうこともあるけれど
感情を出し切ることや
自分と向き合うことの重要性を改めて感じました。
国の歴史と個人の意志
そして、日本人であることに対する
認識の持ち方を見直すと同時に、
それは、自分自身の見方にもつながっている。
その2つは無関係ではなくて、相互に影響していました。
歴史認識が変わると、自分を大切にしたいと思える。
それは、積み上げられてきた大切なものを
担う存在であることを思い出させてくれるから。
日本の歴史を担い、次の世代に残していく。
それは、力のある誰かの仕事と言うよりも、
一人一人に課せられていることでした。
一見、自分の個人的な問題とは
なんの関係もなさそうな本から、
こんな学びを頂けたことに感謝です。
時々、外の空気を吸い込むように、
自分という小さな個の視点から離れ、
大きな枠で物事を見ることは、
ある種の気分転換的な役割にもなり、
新たな視点を教えてもらえる。
日本は神世の時代から歴史を積み上げてきた国。
長い歴史の中では、困難な時代もありました。
元寇とか、ペリーに開国を迫られ
他国からの干渉を受けた時期のように。
けれども、何が日本を守ってきたのだろう。
筆者は、元寇は神風でなく
鎌倉武士が守ったと記しています。
私自身は、何が正しいとかよりも、
そこに守りたいという強い意志が働いていたこと。
それ自体が大切なのだと感じました。
意志が行動を決定します。
歴史観により、その在り方は変化します。
歴史に対する認識は、
個人の行動や在り方にも影響する。
何を守りたいのかは、
個人にとっても国にとっても大切なことですよね。
それは、生の存続に直接関わるから。
日本を守ってきた在り方は、
稲作をして食糧を作ることや植林すること、
丁寧なものづくりの技術だったり、
各々の住む地域の中での特性を
活かす工夫だったりといったこと。
一つ一つは、目立たない作業ですが、
それでも手を抜かない姿勢や
それを可能にする忍耐強く真面目な気質。
働くことを厭わないこと。
穏やかで殺戮を好まない、
助け合いや協力を当然とする在り方。
経済にも時間にも、ゆとりが失われていき
楽で簡単に済ませられることが
求められる時代の流れの中でこそ、
今では馬鹿にされることもあるかもしれない、
そんな古臭いと思われそうなことの中にある
良さを振り返ること。
極端にならず、冷静に見極めること。
目先の利益でなく、長い目で見た時に、
本当に大切にしたいことに焦点を当てること。
改めて、見つめ直すことができて、
本当に良かったなと感じました。
三橋さんの書籍に感謝です。
本当にありがとうございました。
煮詰まった時ほど、
一旦、全然関係ないことをすることで、
新たな視点が得られることがあるものですね。
何かの参考になれば幸いです。
お読みくださいまして、ありがとうございました。