一生に一度だけ咲く竹の花と「節目」の知らせ。

こんにちは、hanaです。

秋の心地よい季節ですね。

仕事中に訪問先で、

「hanaさん、ちょっと珍しい花が咲いたんですよ。

せっかくだから、少し見て行ってくださいな。」

黒い茎の背丈の低い竹が

上品に植えられている裏庭に通されました。

なんの因果か分かりませんが、

七十年に一度しか咲かないという

竹の花を見る機会に恵まれまして。

一生に一度しか見れないような花。

なんと貴重な・・・。

それは、一見すると

「え、これ花なの?」

というような、花に見えない花でした。

というのも、ススキみたいな

少し枯れかかったような色で。

見た目も花弁というよりは

トゲトゲした箒みたいな・・・

お世辞にも綺麗ですねとは言い難いような・・・

案内してくれた娘さんですら、

「花に見えないような花ですよね。

これ、本当に花なのかしら・・・。」

って・・おーーい。

竹の花って一体・・・。笑

いえ、実に日本の侘び寂びが似合うお花です。

景観を邪魔せず背景に違和感なく馴染む感じ。

それは、服に例えるならオシャレな

シンプルコーデのような

ハイレベルな美の表現とも言える・・・?

・・・・・。

あの、七十年に一度なんでしょ?

いや、かなり余計なお世話だけど、

もうちょっと・・・

自己主張してもいいんじゃない・・?!

いやいや、奥ゆかしいのよ。

和を体現してるの。

そうだよね。

だけど、知らないことが多すぎて理解できない。

そもそも、なんで七十年に一回しか咲かないの?

なんのために咲くの?

気になったので家に帰ってから、

竹の花について調べてみました。

どうやら、竹は周期花期型と言われるらしい。

周期花期型とは、特定の植物が一定の年齢に達した時に一度だけ花を咲かせるタイプの竹のことを指します。

このタイプの竹は長い時間をかけて成長し、特定の年齢に達した時に花を咲かせ、その後自然に枯れ去ります。

このサイクルを通じて、竹は新しい生命を次々と生み出し、竹林の持続的な成長を促進します。

引用元:コトバンク

桜みたいに、

年に一回決まった時期に咲く花とは違って

一生に一回か・・・。

死ぬ前に咲いて、種を残して枯れる。

そうか。

おばあちゃんの花なのか。

それなら、質素なほうがしっくりくる。

(めちゃくちゃ勝手な解釈。笑)

最後の力を振り絞って種を残す。

なんて、力強いんだろう。

きっと、目立たない方が

生存に有利だとかあるのだろう。

虫に受粉させるのでなければ、

目立たず地面に落ちた方が

種を食されずに済むとか。

命にはいろんな在り方があるんだな。

とても貴重なものが見られて幸せでした。

ありがとうございました。

それにしても、これが見られたことって、

なんの意味があるのだろう?

1つの生命周期の終わり。

節目の時期。

そういえば、竹には節がある。

多分キーになってるのは「節目」という言葉だ。

次の世代への移行、生まれ変わり。

時代の節目。

潜在意識のメッセージなのかな。

なんとなく考えてしまうのでした。

それでは、今日はこの辺で失礼します。

お読みくださいまして、ありがとうございます。