努力ではどうにもならないこと

体の器質的な影響

体は一人一人違います。

男女で異なるように、

年齢で異なるように、

一人一人、似ているようで、全然違う事を忘れて

比較の世界で、あの人のようにできないことで落ち込んだりしていませんか。

同じような年齢、同じ性別だとしても、

生まれつき授かった能力は違います。

あなたの持って生まれたギフトを大切にすること、

唯一無二の個性を発揮することに目を向けることが

大切だってことを思い出してくださいね!

体格と性格

昔、エルンスト・クレッチマーという名の精神科医がいました。

クレッチマーは、臨床経験を通して体型と性格の類似性に気づき、

細長い体型、肥満体型、筋骨型(マッチョ)など体型によって

なりやすい病気の種類や性格傾向などをまとめています。

体型は、生活習慣や遺伝的要因などの影響を受けて変化します。

そして、ストレスの影響や食べ物の好みなど様々な要因で変化します。

様々な要因の結果が、体に表れているのですね。

生理の影響

生理を経験したことのある女性なら、多くの人が体調の変化を感じたことがあると思います。

体が浮腫んだり、睡眠のリズムが変化したり、頭がぼーっとしたり、頭痛がしたり、

肌が荒れたり、イライラしたり、涙が出たり、人により様々だと思います。

周期的に調子のよい時期と悪い時期が繰り返されて、

これこそ、どうしようもなく辛いときもありますよね。

生理痛の程度も人によって大きく違います。

ホルモンのわずかな変化によって、対処に困るほどの影響が体に出ることがある。

これは、生活習慣や食べ物、運動に気を付けるとか、当たり前の対処をしていても、

なる人はなるし、ならない人はならない。

それほどまでに、人の体は違うのだと、感じるところでもあります。

ホルモンには勝てない。

逆らっても仕方ない。

その状態を受け入れるしかないこともあります。

ただし、その状況をどう捉えるか、どう付き合うかは、

変化させられるところです。

一見すると悪い事でも、見方を変えれば良い事になります。

うつ病

うつ病は、心の病気と言われますが、

脳の器質的な障害とも言われます。

器質的な障害というと、分かりにくい感じですが、

脳の個性で、なりやすい人となりにくい人がいる。

例えば、お腹が弱くて、すぐに下してしまう体質の人と、

少々体に悪いものを食べても、平気な人の違いみたいなもの。

生まれつきの脳の個性や、ストレスへの強さ、生育環境、

いろいろなものが影響しています。

ですから、うつ病の人は自分が悪いと責める必要は、まったくありません。

ストレスまみれの社会で、病気にならずにいられる人など稀です。

高齢になれば、日本人の3~4人に1人は癌で死にます。

それも、ストレスが要因の一つです。

うつ病では、たまたま脳の症状が出た、というだけだとhanaは思います。

そして、うつ病を治そうとしても、努力ではどうにもならないこともあるのだと思います。

目に見えないことは分かりにくい

例えば、手足のどこかがないとか、誰が見ても分かることなら、

ああ、無理だよねって言わなくても伝わるけれど、

頭の中の神経回路の個性とかって、、見えないし。

理解されにくいです。

けれど、個性があって、皆違うんだ、同じじゃないんだっていう事を

知っておくことが重要で、

知っていることで、そもそも理解できないってことが理解できる。

これって重要だと思います。

人は皆、違う体を持っている

当たり前のことだけど、意外と忘れがちなこと。

みんな、それぞれ似ているけれど、違うっていうこと。

目が二つ、鼻が一つ、口が一つ、だけど、同じ顔の人はいない。

寝ないで頑張れる人、寝なきゃもたない人

車に例えると、人によって、積んでるエンジンが違うように感じることがある。

なんで、3時間睡眠でそんなに元気に働き続けられるの?

フェアじゃない。

そう、体は違って当たり前。

トラックにはトラックの仕事があり、

軽自動車には軽自動車の仕事がある。

高級車には軽自動車の需要は満たせないし、

軽自動車には高級車の需要は満たせない。

どっちが優れているとか、劣っているとか、比べるのもナンセンスでしょ?

比較する価値観は、学校で植え付けられることが多い。

知らないうちに、優劣をつけて物を見るとか、そういう考え方を身に着けてしまっている人は多い。

もともと、違って当たり前だから。

それは、自然の中で必要性があってそうなっているから、

いろんな人がいるから、いろんな可能性があり、いろんな必要を満たすことができる。

もともと、助け合うようにできている。

そういう意味でも、優劣をつけるなんて、やっぱり、ナンセンス。

できないことは、できる人に任せればいいし、

自分は、自分の得意なことを活かせばいい。

できる人、得意な人に任せる方が、物事はスムーズに進む。

得意な事って言っても、別に人より優れてなくてもいい。

一見、ダメな部分が魅力にもなる。

俳優さんを見ると、必ずしもハンサムな二枚目ばかりが必要なわけじゃないように、

個性的な顔やキャラクターを活かして、味のある脇役を演じる人がいるように。

無理をしなくていい

努力でどうにもならないことは、

どうにかしようとしなくていい。

そのまんま受け止めて、泣いたり怒ったり落ち込んだりしたとしても、

その先に、何か違う景色が見えてくることがあると思う。

そこまで行くのに、時間がかかるかもしれないけど、

違う角度で見つめてみたり、他の人の意見を聞いたり、

本を読んで、調べてみたりすると視野が広がったりする。

ずっと変化しないことはないから、何かしら変わっていくから。

もしも、人との比較の中で優劣をつけて苦しい思いをされているなら、

自分という、世界にたった一つの個性に着目してみませんか。

自分にある魅力を伸ばす事に集中すると、他の人には真似できない、

あなたにしかできない仕事や役立つ素質が芽吹くでしょう。

感覚を研ぎ澄ませて、自分の心の声を体で感じ取りながら、

自分を向上させることに集中するとき、他人との比較は関係なくなります。

人は人、自分は自分

完全に理解してもらう事はできない

コミュニケーションは、誤解の連続。

みんな自分のフィルターを通してしか理解できない。

経験した事なら想像もできるけど、経験してないことは分からない。

体が違うから、同じ場所で同じ経験をしてても、

感じ方は違うし、持っている印象も違う。

これも、努力ではどうにもならないことの一つ。

受け入れる準備がなければ、人は理解できない。

待つしかないこともあるよね。

だけど、それでも、相手を理解しようとする努力は、貴重な、そして大切なこと。

他人に求めず、自分で自分の事を大切にする

結局、自分の事を一番理解しているのは、自分。

何が好きで、何が嫌いで、何がしたくて、何がしたくない。

こういう感覚を大切にしていくことは、自分の体を大切にすることでもある。

感覚は、体で感じることだから。

他人に聞いても、答えを求めても分からない。

あてにすること自体が無駄、という位の気持ちがあった方が、主体的に生きられる。

これからの時代は、何かに従って生きていくことが、安全とは言えない時代だということに、

気づいている人は、どれくらいいるのだろう。

自分の頭で考えて、調べて、判断していく必要性がある。

大多数に従うという、今までの価値観が安全とは限らない。

努力では、どうにもならないことはあるから、

理解を求めても、難しいことがあるから、

人は人、自分は自分で歩く。

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