SNSの時代は、自分の色眼鏡に注意。

こんにちは、hanaです。

最近は、SNSでのやり取りが増えて、

文字でのコミュニケーションの中では、

正確に意図を読み取ることが難しいなと

感じることがあります。

そんな中で、

少しでも誤解が減るようにするには・・

送り手として文章を書くスキルも

大切になりますが、

受け取り手として読解力を高めることも

大切なことだなということも感じました。

今回は、読解力を高めることについて

考えたことを書いてみました。

相手の意図を汲み取るには

何をする必要があるのでしょうか。

ちょっと、見ていきましょう。

まずは、この人物の表情を見てみましょう。

そして、あなたが見た瞬間の印象を覚えておいてください。

よろしいですか??

あなたは、写真の人物に

どんな印象を受けましたか?

①笑っている

②怒っている

③悲しんでいる

④疑っている

⑤楽しんでいる

⑥少し不安そう

⑦その他

このクイズに正答はありません。

感じた印象には、

あなた自身の心が現れています。

この人物の表情はとても不思議で

見るたびに違って見えるのです。

まるで、自分の心の写し鏡のように。

この人物の名前はパラマハンサ・ヨガナンダ。

インドの聖者で

「あるヨギの自叙伝」という本の著者です。

ちなみに、この写真は本の表紙の写真です。

(この本500ページ以上あって、

辞書みたいに分厚いんです・・。

しかも、1ページが2段になっているので、

実質1000ページ分位あるでしょうか。

でも、面白いから最後まで苦もなく読めそうです。)

今、私の机の上に置いてあるのですが、

その日ごと、その時間ごと、

目に入る度に違う表情を見せるので

とても不思議に感じていました。

彼は悟りの体験をしていることが

著書に書いてあります。

心をクリアにする修行をしているので

物事を曇りなく捉えることができる。

普通、私達は思い込みという

フィルターを通して物事を眺めています。

フィルターには思い込みの色がついている。

これは、心理学で投影と言われたり、

また、スピリチュアルでは

鏡の法則とも言れていますよね。

私は学者ではないので

その厳密な違いについては分かりませんし、

そこには正直あまり興味が湧かないです。

本質から外れることは、

割とどうでもいいと思うタイプです。笑

概念的なことが理解できていれば、

そこに本質があるのだから、

細かい言葉の定義を話し合うことに

あんまり必要性も意味も見い出せない。笑

相手の中に自分の内側にあるものを見出し、

そうであると思い込む。

相手に自分の内面を映し出す。

人にはそのような性質があって

きっとこうだろうという証拠を集めて

その通りだと思い込もうとします。

例えば、職場のDさんが

自分を嫌っていると思ったとします。

本当は自分が嫌っているのですが、

そこには気づかず、

相手の中にその要素を無意識に探し出して

ほら、やっぱりDさんは私を嫌っていると思いこむ。

こういう思い込みのフィルターを通して見ると、

いつの間にか自分にとって、

都合の良い解釈になってしまうものです。

こんな性質が印象操作にも

使われているのだろうなと思います。

例えば、米国の不正選挙のこと。

「不正選挙だなんて茶番だ。」

と大衆に感じてもらいたいとします。

印象を植え付けたい時には、

証拠画像を排除し伝えたい部分を切り取るなど

意図的に印象を植え付けます。

そして、「不正選挙なんてなかった。」

と、思わせようとする。

提示する証拠の偏りによって、

フィルターのかけられた情報を見せられると、

1つの思い込みが出来上がります。

そして、知らないうちに、

やっぱりそうだという証拠集めを

しはじめるようになる。

自分の思っていることが

正しいと思う方に考えようとする。

ここで、上記の写真の話に戻ります。

ヨガナンダは聖者なので、あらゆる

思い込みのフィルターを外しています。

そういう人物には色に染まらない、

色を見破る性質が備わり、

透明のレンズでものを見ることができます。

そういう人物は、相手の中にある思いを

正確に映し出す鏡となるかのように

不思議な表情を見せるのかもしれません。

澄んだ心は澄んだ情報を相手に映し出すかのようです。

彼自身が透明なら、それに対峙する自分は、

自分のありのままを彼の表情に見るかのようです。

ちなみに、ヨガナンダは男性ですが、

どこか中性的にも見えます。

女性かなと思った方もいるのでは・・・?

内なる男性性と女性性が

統合されているかのようでもあり、

両方の性質が現れているようにも見えて、

何度見ても、不思議な表情です。

このように、私達は見るもの聞くもの、

読むものに、自分の内にあるものを発見します。

同じ文章を読んでも、

読むたびに違う印象を受けることもあります。

また、自分の都合の良い解釈で

読んでいることもあって、

都合の悪い部分に蓋をしているなんてことも・・・。

このように考えていくと、

読解力の正確性を身に着けていくには、

自分の中の思い込みのフィルターに気づき、

外していく必要があることが分かります。

・・・なんてことを書いてますが、

私自身、まだまだ思い込みのフィルターだらけです。

単純そうに見えて、

意外と難しいことなんですよね。

今回の年金の改正法案って、

なんか嫌な予感がするなー・・・

って、思ったらその証拠を集めたくなっちゃうとか。

あるある。笑!

世間で生きていたら、それが普通なのですよね。

気づきとともに、

少しずつ外していこーっと。

いろんな角度で見た方が、偏りは減っていく。

それぞれの立場で、

思い込みの偏りに気づくことができると、

話し合いはまとまりやすくなるのだろうな。

やっぱり、一人一人の心の在り方が土台になって、

社会を作っていくのですね。

心を見つめることは、不可欠だなーと。

それでは、今日はこの辺で失礼します。

お読みくださいまして、ありがとうございました!

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