自分を責めるということ
私の場合は、自分を責めることで許されるような気がしていました。
誰から許されるのかは、よくわかりません。
なんとなく、罪悪感からそうしていました。
自分がミスをして迷惑をかけてしまったときとか、何もした覚えがないのに、嫌われてしまったときとか。
ためらいなく、自分のことは責めていたんですよね。
ひどい言葉が浮かんでくることもありました。
、、そう、止めてくれるものがなかったんです。
自分が自分を責めていれば、「よくわからない誰か」から責められることがないような気がして。
実際、自分の事を責めている人の事って責められないですしね。必要性がないから。
けれども、自分を責めることは、自分の気というか、生きるための大切なパワーみたいなものを奪う事だと最近になって気づきました。
それは、なんていうか自分を弱くしてしまう。
自分を責めることで、自分を肯定する力を奪うのかもしれないと思ったんです。
人間の脳には学習する力があるので、繰り返すことで、思考の癖になってしまいます。
考えてみれば当たり前みたいな話だけど、自分を責めるような事態になってしまった時には、頭がハイジャックされたみたいになっていて、気づけなかったんです。
つまり、自分を責めると、一見、周囲の人から自分を防御しているようで、実は自分を防御するための大切な力を奪ってしまう。
そして、自信を失って、他人の判断に身を委ねてしまう。
これこそ本当は恐ろしいこと。不安なこと。
でも、意外と気づかないこと。
だから、他人様だけでなく、自分のことも責めてはいけないと思いました。
この社会で生きていくためには、人の間で生きるためには、傷つくことは避けられない。
優しい人はたくさんいるけど、中には合わない人もいるし、それでも付き合わなければならないこともありますよね。
だから、自分が自分を守り、自分の味方でいることや、自分を責めることをやめる事が必要になってきます。
それを始めたら、私と同じように自分を責めてしまいがちな方も、きっと、少しずつ強さを取り戻せます。
時間がかかりますが、根気よく、失ったパワーを取り戻しましょう。
他人に委ねるのではなく、自分が自分の操縦席に座るために。
自分の価値観で判断していく。
他人にどう思われるかではなく。
それが出来たら素敵だな、と思います。
私もまだまだ修行中です。
思うようにできない事がほとんどだけど。
世界にたった一人の私。
大切でないわけがない。
価値がないわけがない。
マイペースに取り組んでいきましょう。
物事には、裏と表があります。
マイナスに見えることは、角度を変えてみればプラスです。
自分にプラスの言葉をかけてみましょう。
些細なことでも褒めてみましょう。
はじめは、不自然な感じがするかもしれません。
でも、脳には学習能力があります。繰り返す事で強化されて、癖になりますから!