仕事選びの7つの要因
仕事を選ぶ時には、大きく分けて7つの要因を考えます。
・業種、職種…「動物と関わる仕事がしたい」など分野で選ぶ
・就業形態や報酬、待遇…「子育てと両立できる時間帯で働きたい」
・能力適性…「資格を活かしたい」「運転技術を活かせる仕事」
・意味、価値…「エコロジーに携わる仕事がしたい」
・イメージ(あこがれ・アイデア)…「一流デザイナーになるためにこの会社に入りたい」
・人脈…「良い条件を提示してくれる知り合いがいるから」
・世襲…「親の医院を引き継ぐ」など
参考文献:著者 村山 昇 働き方の哲学
優先するものは置かれた状況や個人の大切にしたいものによって異なる
実際の職業選択では、上記のような要因がいくつか絡みあい、その中で優先順位をつけて考えられます。
Aという会社を選んだ理由は、人により「地元だから」「やりたい仕事ができるから」「人から紹介されて」など一人一人違います。
親の家業を継ぐべきか、自分の夢を叶えるべきか、など自分にとって何を優先すべきか、というところで悩んだりするでしょう。
この職業に就きたいけれど、自分が今まで学んできた事とは、方向性が異なるということもあるでしょう。
人生の中で、仕事に関わる時間は長く、20代から60代までの長期に渡るものです。
一世代前のように、終身雇用が当たり前ではありません。
キャリアを積み上げていくということを考えていくときには、今の時代に合った考え方を取り入れていくということも参考にできるでしょう。
会社に依存するのではなく、自分という人材をどういう形で成長させていくかをある時は広く分野を超えて、長い視野で考えていく必要があります。
専門性を深く追求するのか、人脈を駆使して幅広く活躍するようになりたいのか、2つの専門性を持った人材として転職に有利な条件を作るのか、明確なビジョンを持ち、起業して夢を叶えるのかなど、選択肢は幅広くあります。
人生の中で、何を仕事にしたいか、何をする人になりたいかという軸を設置すると迷いにくい
時代の変化とともに、働き方が多様化しています。
転職も珍しいことではありませんし、副業する人が増えたり、インターネットの活用により、趣味的な事を仕事にしやすい時代にもなっています。
自分が世の中に対してどのような価値を届けられる存在でありたいのかということを自問自答していくことで、
唯一無二の個性をもった人材として活躍できる可能性もあります。
自分の能力、興味、適性、経験等を振り返り、キャリアを構築していくという事が未来の可能性に繋がっていくように思います。
会社に雇われるというよりは、会社と協力して、あるいは会社という組織を使って自分ができる価値提供を行っていくという考え方を持つ方が、
会社に依存せずに自分の足で人生を歩んでいくビジョンを持ちやすいでしょう。
参考文献:著者 村山 昇 働き方の哲学