生きることと働くこと
人間として生きるためには、ある程度のお金が必要になります。
お金を得るということは、この社会で生きていくために必要なこと。
例え、自給自足でも、最低限のお金がなければ必要な物が手に入らないでしょう。
お金を得なければ生きていかれないなら、何をしてお金を得るのかを考えなければなりません。
お金は人間が持っています。
お金を得るためには、人間からお金をもらえるような価値を提供し、交換する必要があります。
それは、社会に対して、自分が何をする人か、ということでもあります。
自分が何をする人として生きたいのか。
どんな価値提供ができるだろうか。
これまで生きてきた中で、きっと感謝してもらえるような出来事もあったと思います。
その時の嬉しい気持ちを、再現できるような価値提供ができたら幸せだろうか。
仕事との付き合い方は、人それぞれ。
仕事に生きがいや幸せを見出せる人生は素敵だなと思います。
雇われていると、自分のしたい仕事と任される仕事にギャップが生じる事もあるでしょう。
お金を稼ぐための手段
お金を得る方法には4通りあるそうです。
ロバート・キヨサキという人が書いた「金持ち父さん貧乏父さん」という有名な本があります。その続編の「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」という本には、次のような稼ぎ方の分類が紹介されています。
1.サラリーマンになる
2.自営業をする
3.ビジネスオーナーになる
4.投資家になる
このうち、自分の時間と労働力を使って稼ぐのは、サラリーマンと自営業です。
そして、人間やお金に働いてもらうのがビジネスオーナーや投資家です。
自分の自由な時間を楽しみながら生活したいと考えるのであれば、ビジネスオーナーや投資家になるという選択肢があります。
投資家になるには、まず資金を貯めなければなりません。
ビジネスオーナーになるには、お金を稼ぐ仕組みを作って、所有するという考え方が必要になります。
例えば、お店を作って、初めは店長としてお店の商品を売っていくためのノウハウや接客マニュアルを作ります。
そして、売り上げが立つようになったら、従業員を雇います。
従業員が十分に仕事を覚えてきたら、そのうちの一人に店長を任せます。
そして、自分はオーナーとして、お店の所有権を持つという方法です。
こうすることで、自分が働かなくても、ビジネスオーナーになってお金を稼ぐ仕組みが出来上がります。
ビジネスオーナーになると、売り上げが上がるにつれて資金が溜まっていきます。それを元にして、さらに店舗を拡大したり、投資に回したりすることもできます。
たとえ、店長であっても雇われていれば、契約通りの賃金を支払われるだけで、昇給したとしても上限があります。
お金持ちになるためには、何を勉強するべきでしょうか。
自分が実現したい夢はどうしたら叶えられるでしょうか。
日本の学校教育では、こうしたことは教わりません。
皆が競い合って学歴を求め、行き着く先はサラリーマンです。
子供のうちから、お金持ちになって自由な時間を作る方法なんて学んでいる人はほとんどいないでしょう。
お金を稼ぐ方法を変えることで、もっとストレスを減らして、自分らしく生きられる方法があることに気づいている人は何人いるでしょうか。
自分らしい働き方
まず、働き方には、このような考え方もあるのだということを知っているという事が大切だと思います。
私自身は、人間にしかできない仕事もありますし、時間や労力を割いてもやりがいを感じられるなら、それは否定すべきではないし、尊い仕事だと思っています。
仕事が好きで、キャリアを積んで認められ、出世することに喜びを感じる人も多いです。出世することで、自分のやりたい事を実現しやすくなる可能性もありますし、それが社会貢献になれば、素晴らしい事だと思います。
その一方で、生活のため、家族のためだからと、やりたくない仕事を沢山の時間を犠牲にして行うのは辛いことだと思います。
せっかく生まれてきたのだから、もっと家族や友人など大切な人と過ごす時間を増やしたり、幸せになっても良いと思うのです。
人それぞれ、やりたい事は違います。外に出てバリバリ働きたい人、仕事は程々にして、家族や自分のための自由な時間を大切にしたい人。
色々な人がいて良いですし、それぞれを否定する意味もありません。
もし、サラリーマンをすることが、自分に合わないなと感じていたり、今の生活に幸せが感じにくい環境にいるようでしたら、他の選択肢を考えてみるのも楽しい事ではありませんか。
可能性はいつだってあります。自分があきらめない限り。
定年退職されてから、大学に通ったり、新たなビジネスを立ち上げたりする人もいます。
価値観が多様化している今だからこそ、いろいろな事に挑戦しやすい環境が整っていると思います。
若い世代には、自ら将来の資金を稼ぐように自助努力が求められています。
国の政策に期待するよりも自分で副業を始めたり、投資やビジネスの勉強をしたりする方が不安が減るかもしれません。
何よりも、人生がコントロール可能なものであると感じられることは、自信になります。
そして、自らの手で人生を切り開くという体験の中には、苦しさの中にも楽しさや喜び、やりがいがあるものだと感じられる事が、宝になると思います。