嫌味を言う人の心理
わざわざ人に嫌われるようなことを言う人。
傷つくし、悪意を感じますよね。
自分が相手に対して嫌な事をした覚えもないのに、
一体、なぜなの?と、私も理解できませんでした。
それで、いろいろな本を読んだり、
自分の経験を通して分かったことを
書き留めてみたいと思います。
嫌味を言う人の心理を、いくつか挙げてみますね。
- ストレスが溜まっていて、はけ口が欲しい。
- 対抗意識が強く、嫉妬心を抱きやすい。
- 期待が外れて、がっかりしている。
- 上下関係をはっきりさせたい。
- 嫌いな相手に対する拒絶。
このようなパターンが思い浮かびました。
それでは、ひとつひとつについて見ていきましょう。
1.ストレスが溜まっていて、はけ口が欲しい。
親から十分な愛情を受け取れていない子供が、
友達に対して意地悪をしてストレスを発散したり、
中間管理職が、上の役職から睨まれてストレスをため込み、
部下に対して高圧的に接してしまうパターンなど。
基本的には、相手も弱者で、
自分よりもさらに弱い相手に対して攻撃性を向けている。
2.対抗意識が強く、嫉妬心を抱きやすい。
負けず嫌いで、すぐに対抗意識を燃やしてしまう人。
自分より優れていると感じると、面白くない気持ちから、
相手を悪く言うことで、引きずり降ろそうとしたりする。
感情的に反応して、すぐに口に出してしまう
大人に成りきれないタイプ。
3.期待が外れて、がっかりしている。
「これ、やっといてくれると思ったのに、、。」など、
相手に対する期待があって、それを裏切られた時に、
思わず口から出てしまう怒りの込められた言動。
「ちょっとは、気を利かせてよね。」など、
つい口から出てしまう小言。
4.上下関係をはっきりさせたい。
嫁が立場をわきまえていない、
新人が言う事をちゃんと聞かない。
など、目上の人が、目下の人の不出来な様子に対して
自分が上だと言うことをはっきり分からせたい時に
できない部分をわざと突いたりする場合。
箪笥の上をなぞって、
「これ見て、埃が溜まっているわよ。」
みたいなシーンに象徴されている感じ。
5.嫌いな相手に対する拒絶。
嫌いな相手には攻撃的に接してしまうタイプ。
感情で物事を判断する傾向があり、
理性的に考えるよりも、短絡的に反応してしまう。
視野が狭く、何かと決めつけてしまいやすい。
一度嫌われると、関係修復が難しいタイプ。
嫌味を言う人への対処法は、
嫌味を言う人は、感情的になっていて、
深く考えずに嫌味を口走っています。
怒りや嫉妬や嫌悪感、対抗意識、
ストレスからくる苛立ちなど、
感情に振り回されて、
周囲の人に嫌味をぶつけてしまう。
相手を思いやる心のゆとりがなくなっていて、
幸せとは言えない状態に置かれていたりします。
言われる方は迷惑ですが、
不幸せで心のゆとりがないのだと思うと、
相手を理解することの助けになります。
相手の言動や振る舞いは許せなくても、
相手の辛い状況を理解することで、
可哀そうな人なのだと分かり、
許す気持ちが出てくる場合もあります。
「罪を憎んで人を憎まず」と言う言葉があります。
誰しも、ゆとりのない時はあり、
自分自身も、完璧ではありません。
そして、幸せで満たされている状態にある人は、
嫌味とか言いませんよね。
結婚式で、幸せいっぱいの花嫁さんが
嫌味を言ったりするのは、
あまり想像できないです。
対処法としては、
嫌味を言わないとバランスが取れないくらい、
余裕がない状況なのだな、と受け止めて、
許せることは許す。
怒り続けているよりも、許した方が楽だったり、
冷静になれたりします。
怒ることは、エネルギーを消耗するし、
その時間は、有効なのか?と考えた時に、
嫌味な人の事を考えて怒ることに、
時間とエネルギーを使うのって、
なんとなく気分的にも嫌じゃありませんか?
それなら、手放せるものは
さっさと手放した方が、
もっと楽しい事や、有益な事に、
時間もエネルギーも使う事ができるかなと。
嫌味を言う人は、
感情的になりやすい人が多いので、
嫌味に対して、悔しがって、やり返そうとすると、
相手が面白がって喜んだり、
余計、火に油を注ぐ結果になったりします。
イラッとしますが、出来る限り、
冷静に客観的になることを心がけて、
幼稚な態度に対しては、
大人の心で対応する方が良いと思います。
そうすることで、相手も気づいたりします。
「大人げないことをしてしまった。」と。
言われた方が冷静だと、
嫌味を言った甲斐がありませんから、
嫌味を言う人にとっては、面白くないです。
冷静でいることによって、
相手も冷静さを取り戻しやすくなります。
それは、相手を助ける事にもなります。
冷静でいると言っても難しいよ、、と感じるあなたへ。
どうしても、言われたことが気になってしまう。
腹が立ったり、傷ついたりしてしまって、
冷静になれない。
そう言う事もありますよね。
私も過去に、落ち込んだり、
悔しくて怒りがおさまらなかったり
することがありました。
そしてそういう時は、悔しいけれど、
自分の痛い部分を突かれた時だったりしました。
あなたの心は、
仕舞い込まれた古い傷が刺激されたりとか、ありませんか?
感情的な反応は、
自分の中に原因がある時に出てきます。
全然気にしていないことを指摘されても、
きっと、なんとも思わないはずですよね。
たとえば、モデルの菜々緒さんみたいに
スタイルの良い人が、
誰かに、「かっこ悪い」とか言われても、
別に気にならないのじゃないかなと思います。
言われて気にしてしまったり、
怒りが湧いてくるのは、
もしかしたら、
あなたの中に、なにかの劣等感や、
古傷などの思い当たる節があって、
そこを刺激されるから、だったりするかもしれません。
そんな、気にしてしまう根本的な原因を
癒したり、自分の大切な一部として
受けとめられるようになると、
言われても気にならなくなります。
自分の心と向き合うこと。
これが嫌味な人に対する有効な対策だったのですね。
自分の心と向き合う方法が良く分からない、
と言う方には、言霊瞑想はおススメなので、
もし良かったら参考にしてみて下さい。
私自身、言霊瞑想を通して、
何かカチンと来るようなことを言われて
少しイラッとしても、
苛立ちを引きずったりしなくなりましたし、
どうでも良いことだと思えるようになりました。
相手の態度に関しても、
いつまでも嫌味を言い続けられるようなことはなく、
いつの間にか、態度が柔らかくなったりすることもあり、
自分の心の変化に応じて、
相手が変化することがあるのだなと感じることもあります。
始めから相手を変えようとしても
変えることはできない。
けれど、
自分が変わることによって、
相手が変化することはあったりします。
あなたに良い変化が訪れることを祈っています。
今日も、お読みくださいましてありがとうございました。