長年使い続けた物から感じた、感謝の気持ち。

こんにちは、hanaです。

あなたには、

長年使い続けてきた物はありますか?

hanaは、高校時代から同じキーケースを

今でも使い続けています。

ええ、素敵なエピソードの一つもある、

思い出の品というなら、

まだ、ロマンもありますが、

別にそういうわけではありません。(オイ!)

昔、母が障害者の方が手作りしている

作業所で買ってきた物です。

とても、丈夫で使いやすいです。

もう、色あせて、

大分ボロになってしまった

という話を母にしたら、

「もっと普段の生活を楽しんで欲しいな。」

と言われました。

なんか、買い物も楽しめない

可哀想な人に見えたのかしら・・?

ただ、探してみても

気に入るものがなかったりで、

買う事が後回しになっていただけなのですが、

後回しにしすぎました。笑

昔から物にはあまり興味がなくて、

一流ブランドのバッグとか、

欲しいと思ったことがありません。

キーケースも、

「そろそろ、買わないとなー。」と思いながら、

時々、思い出したように、

お店を覗いて見たりもしつつ、

年月がいつの間にか経過していました。

でも、なんか、改めて

自分が長いこと使ってきたキーケースを

眺めていたら、

人生を一緒に歩んできたんだなー・・・

とか、じんわりと感じました。

自分が気に入って買った物という

わけでもないけれど、

誰かが、一生懸命に心を込めて

手作りしてくれたキーケースは、

とても長持ちしてくれて、

若いころには、

「かわいいキーケースだね。」と

言ってくれた友人もいたなあとか・・

今は物に溢れていて、

断捨離が良いとか、

どんどん片付けないと散らかって仕方ないとか、

いろいろと言われていて、

確かに、私もそう思し、

できるだけ、躊躇なく捨てるように

心がけてはいるし、

そのおかげで家の中は、

割とスッキリしていると思う。

そんな中で、

一つ、なんとなく使い続けていた物。

そういえば、

数々の思い出の場所に一緒に行っていた。

楽しかった旅行も、

辛かったあの時も、

部活に夢中だったあの頃から、

社会人になっても、

いつもいつも、持ち歩いていたなあと。

このキーケースは、

ひょっとしたら、家族並みに

私のことを見てきた・・・

なんか、よく分からないけれど、

そういうのが、溢れてきました。

ある日、ただ何となく

母が買ってきただけのキーケース。

特別、気に入っていたわけでもなく、

ただ、壊れなかったので、

使い続けてきた。

それだけ、なのだけれど。

最近は、捨てなければ片付かないから、

なるべく物を捨てて、

綺麗にすることばかりに

意識が向いていたけれど、

物にも想いがあるような、

そんな感覚を久しぶりに

思い出しました。

きっと、物のなかった時代は、

このような感覚で

大切に物を使っていたのかな。

大量生産と大量消費。

さっさと捨てて次を買えば、

新しくてキレイな物に囲まれた生活ができる。

それは、それで、気持ち良いけれど。

何か、大切な物を

失ってしまいそうな。

日本人は、自然の中に

神を見いだす能力を持った民族。

なにか、リンクするような。

本当に素敵な物は、

名前がついていなくても素敵。

名もなき存在の中に

良さや価値を見いだす能力があれば、

きっと、騙されることもない・・のかな。

そして、そんな力を本当は

みんな、内側に秘めているような・・

そして、大事に想う心を持つと、

なんか、ほっこりする。

便利な時代も有難い。

それは、確かにその通りなのです、が、

物のない時代の

物を大事にする価値観も

改めて、素敵だなと。

物が増えるということは、

ゴミの山も増えるということで、

できれば、少ない物で生活できたら良いな。

とも思います。

簡単に捨ててしまうことの多い時代だからこそ

そうしなければ、ならないような

世の中だからこそ、

気づかせてくれることもある。

物を捨てる時に感じる

かすかな痛み。

「いらない。」って、言われたら、

誰だって哀しい・・・。

それはきっと、

物も同じなんじゃないかな、と。

そして、物には、

まるで心がないかのように

切り捨てるようにしているけれど・・

そうでなければ、片付かないから。

物にまで、気持ちを向けていられないから。

でも、それも、

それも、、巡り巡って

自分の一部なのかもしれない。

・・というような感覚。

本当は、必要な物が

必要な分だけで充分。

いや、それじゃ経済回らないし、、

とか、いろいろ出てくると思う。

貧乏な方がいいと

言いたい訳ではなくて、

本当の豊かさは、

きっと、心の豊かさから生まれる

ものではないかなと想ったり。

良いものを持っていても、

それを大切にする心がないと、

物は価値を失うのかな・・と。

いつも、自分の身近にいてくれる

大切な物たちへの感謝を

「ありがとう。」と伝えたいなと想いました。

これでもかという位、心を失っている。

こんな時代だから、

改めて、日常でお世話になっている

物たちにも感謝の気持ちを伝えたいなと

感じました。

「今日も、ありがとう。」

こんなことを考えてたら、

生きてられないような世の中だけれど、

こんな風に振り返ることができて、

良かったなと想いました。

今日もお読みくださいまして、ありがとうございました。

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