こんにちは、hanaです。
今更な感じですが、
アメリカの大統領選挙見てましたか?
アメリカの選挙は
お互いの悪いところを
突つき合うのが通例というか
そういう文化なのかなと思うのですが
そういうのを見ていると
うひゃーとなります。
あまり、気分良く見られない・・
そんな印象を受ける方も多いのでは。
そんなこんなで
ついつい言いたくなるのだけれど、
やめた方がいいことの1つに
「人の悪口を言う」
というのがあります。
これはもう、言うまでもなく
口は災いの元という言葉通りですよね。
言いたくないのに
ついつい言ってしまうことって
あると思うのです。
若い頃の話
私は19歳くらいの頃から
悪口を慎む行というのを
密かに続ける努力をしてきたのですが、
初めは違和感だらけで
ついつい人の悪口を言いそうになっては
いけない、やめようと抑える。
そんなことの繰り返しでした。
癖を改めることって結構難しいですよね。
人の悪口を言ってストレス発散すること
恥ずかしながら
若い頃は日常的にしていました。
そんなことをしている自分が
嫌でたまらなくなって
やめる決意をしたのですが。
当時は、
嫌な子が身近にいて苦しかったんですよね。
それで、その子の悪口を
他の子と話して発散していたんです。
ある日の出来事
友達がある日
「ちょっと赤ペン貸してくれる?」と言うので
「いいよ」って普通に貸したら、
「かわいい色ー!」と、
なんかとても気に入った様子だったのです。
「いい色だよね。私も気に入ってるんだ」って
普通の会話をしていて。
その数日後、
その子が同じ赤ペンを買ったみたいで
たまたま使っている姿を見かけたのです。
同じペンを買ったんだなと思い、
「そのペンいいよねっ!」と声をかけました。
その時に、その子から返ってきた返答は、
「え?hanaもそのペン使ってたの?知らなかったー。」
と、どこか冷めたような返答。
「え・・・?」
何言ってんの?数日前に借りたくせに・・
覚えてないわけないでしょって
口には出さなかったけど、
違和感と同時に少し腹が立った。
なんで、そんな小さなことで
しらを切る必要があるのだろうと。
なんとなくモヤモヤが残りました。
それがペンのことくらいなら
まだ良かったのだけど・・・。
ある日、その子は洋服も真似し始めました。
特別、良いものを
着ているわけでもなかったし、
学生時代でお金もないから
持っている服も限られていたのですが、
実技の授業がある日は、
動きやすい服装をしていて
デニムとTシャツに
黒のパーカーという
普通の格好だったのですが、
それをその子は
そのまま真似したかのように
Tシャツの色も
デニムのデザインも
パーカーの色も
全部同じに揃えてきました。
突然、友達が上から下まで同じ服装に
揃えてきたら驚きますよね・・。
しかも、その子はかなり美人で
モデルさん並みにスタイルも良い。
その時はもう、
嫌味にしか感じられなかったのですね。
せめてTシャツの色を変えるとかさ。笑!
「かわいいから、お揃いにしちゃった!」
とか言うなら
まだ可愛いと思えるし、
ギャグでやっているのなら
まだ笑えるのだけれど・・・
「真似なんてしてないわよ」という雰囲気で、
何も言わずに当たり前の顔をしていて。
なんか、突っ込み入れることも
できる雰囲気じゃなく・・・苦
微妙すぎて、
「あー、この状況、どうしたらいいの?」
という感じだったのですよね。
だけど、2人とも
同じようなデニムに
同じ色のTシャツに
同じ黒のパーカーでしょ?・・・笑
並んでいたら、
周りの人に同じ格好だねって
言われるのです。
それで、同じグループの別の子に
◯◯はさ、hanaの服を真似してるよねって言われて、
周りからも
そういう風に見えていたみたいで。
やっぱりそうだよね。
なんで真似してくるんだろう。
ちょっと嫌なんだけど。って伝えたら、
◯◯はさ、そういうところがあるんだよね。
私もさ、こう言うことがあってさって。
そんな感じで・・・
なんとなく悪口に発展していってしまった。
もう1人の子も、
その子に嫌な思いを感じていたようで、
なんとなく話が合ってしまった。
その子に対する負の感情が渦巻いて
悪口が日常化していってしまったのね。
だけど、だんだん
そんなことをしているのが嫌になって。
そんな自分の汚さに気づいたら
もう、いい加減に人を
悪くことを言うのはやめたいと思ったのです。
確かに、
されて嫌なことをしてしまうような
困ったところのある人でした。
だけどさ、
そう感じる原因は自分の中にあって
そんな嫌な自分を見つめる貴重な機会を
提供してくださる人という見方もあって、
そんな存在として
その子は目の前に
現れてくれたのかもしれない。
今はそんな風に思えるけれど。
当時の自分はそんなことまで分からなかった。
本当はね、同じ格好をしても
私よりずっと素敵に見える
その子に対して嫉妬していたんだよね。
真似されなければ嫉妬なんてしないけど、
同じに揃えて来られたら
したくなくても比べてしまうよね。
真似したことすら認めずに
上から目線の印象を受けることもあって。
なんなのコイツって
そりゃ、イラっとするよ。・・笑
・・そんな風に
自分の中にある弱い部分に
薄々気づきつつも
当時は受け止められなかった。
そこに触れるくらいなら
その子の嫌な性格のせいにして
悪口を言ってる方が楽だった。
嫉妬なんて嫌いな相手を認めたようで
気分が悪くなる。
プライドが邪魔をして
そんなこと認めたくなかったのですね。
そんな風に、
自分自身の弱さと向き合うことに
蓋をしていました。
ある時、悪口を言ってると
気分が悪くなることに気づいたのね。
その瞬間はいいの。
スッキリして。
だけど後から
「私、何をしているんだろう。
もう、こんなこと続けたくない。」
って思うようになっていった。
自分が同じことをされたら嫌だから。
でもどうしたらいいのか分からないけど
とにかく悪口はやめよう。
当時の自分は、そう思いました。
その時に出会った本の影響も、
あったと思います。
精神世界の本で
自分のしたことは自分に返ってくる
みたいなことが書いてあったのか、
よく覚えていないのだけど
いろんな本を読んでいたから
その中のどれかに書いてあったのだと思う。
そこから、葛藤でした。
友達は、今まで通り普通に
悪口を言うのだけど
なるべく加担しないようにする。
関係は微妙な感じになるよね。
え、どうしたの。って。
そういうもの。
努力することって大変なんだけど
その方が少しずつ
気分が良くなることに気づきました。
ムカつくことがある度に
話したいという誘惑に
駆られることはあったし
ノリでついつい
言ってしまうこともあった。
周りの人も受け止めてくれるから
誘惑に勝つのはなかなか大変だった。
だけど、もうやめよう。
その度に誓い直しました。
数年かけて、ようやく
癖は癖ではなくなっていきました。
今思うと、八正道の正語の実践ですね。
知らず知らずに
その道を進み始めていました。
悪口を止めたら運が良くなってきた
悪口を言わなくなってからは、
不思議なことに
良いことが次々に起こるようになりました。
学内で行われたイベントの時のこと。
私は目立つのが苦手で、
すみっこで静かにしてるのが
好きなキャラだったのですが、
何人かに指名されたのがきっかけで、
軽いノリに流されて
クラス代表に選ばれてしまって、
どうしたものかとブルブルしていました。
もう、恥をかいて終わりだよ。
と思っていたのですが、
当時のクラスはとても仲が良く
優しい人たちが集まっていて、
私が知らない間にクラスメイトが
いろいろ陰から協力してくれていて、
お蔭様で奇跡的に3位・・
なんか・・みんなで取った感じで
とにかく感謝でした。
卒業イベントのビンゴ大会では
なんと1位の景品だった
高級ホテルの宿泊券を当てたり。
悪口で波動を下げてたのを
やめた結果だと思っています。
やっぱり言霊の力はすごいですね。
神様って見てるんだなと思いました。
それでは、今日はこの辺で失礼します。
お読みくださいまして、ありがとうございました。