孤立の原因は、自分が悪いのか。
孤立する原因が、誰にあるのか。
悩みますよね。。
私が感じるのは、正直に申し上げて、
孤立する原因は、あなたの中にも、
そして職場の環境にもあるのだと思います。
けれど、悲観的にならないで欲しいです。
私は、自慢にもなりませんが転職歴は多く、
様々な職場に勤めてきました。
孤立していることもありました。
その経験から言えることは、
職場により、馴染みやすい職場と
そうでない職場があります。
人間関係なので、相性があります。
馴染みやすいかどうかは、
その職場の雰囲気と、入ってきた人の特徴によって決まります。
同じ人でも、違う職場なら馴染みやすい、
という事は当然あります。
なので、自分が悪いのだと自分だけを責める必要はなく、
ただ、職場環境との相性が合わなかったのです。
職場環境は、職場の男女比や、年齢層によって
そして、属している人の個性によっても異なってきます。
例えば、男性ばかりの職場に女性が一人、
または、その逆でも仲間に入りにくくなったりするのは、
想像できると思います。
それは、その人の性別という特徴が、
その環境に馴染みにくいためですよね。
必ずしも、誰かが悪いというわけではないです。
例えば、私が経験してきたことで言うと、
ほとんどが20代の未婚スタッフばかりで構成されている職場に、
30代の子持ちが入っても、20代の輪には入りにくかったです。
同じテンションでは、話がしにくいとかありますよね。
興味のある話題も違います。
逆に、30代や40代が多い職場に、
20代の新人スタッフが入っても
やはり、馴染みにくい可能性がありますが、
面倒見の良い先輩がいたりすると、
居心地が良い場合もあります。
これも、それぞれの相性によります。
あとは、例えば、
いつも一人で行動している若い子がいて、
居心地が悪いのではないかと思うけれど、
相手が女性で容姿が綺麗だったりすると、
男性が多い職場では、うかつに声をかけると
「あいつ、狙っているな。」と
周囲に思われるということもあるようです。
あなたの持っている特徴が、
声がかけにくい要因になっている可能性が
あるかもしれません。
いろいろなケースがあるので、
その人の持っている個性により様々だと思います。
上記の例のように、自分では気づきにくい、
自分の特徴が原因している可能性もあります。
あとは、知らず知らずのうちに
場の空気を壊すような言葉や、
言わない方が良い言葉を発してしまったりすることが
あったのかもしれません。
友達同士では許されても、
職場では許されない言葉遣いや態度もあります。
私自身、新人時代には気づかなかったまずい態度を
先輩に対してしてしまったなと、
後から気づいたこともありました。
それは、以下のような内容でした。
職場内で退職される方の送別会をしていた時です。
用意されたケーキをみんなで食べながら談笑していました。
5歳年上のムードメーカーの先輩が、
「俺、ケーキを包んであるビニールシートについている
クリームとか、食べるのが好きなんだよね。」
という話をされていました。
そして、自分のケーキを包んでいたビニールシートに
ついたクリームをおいしそうに食べて
みんなの笑いを取っていました。
他の先輩方が、
「そうなんだ。じゃあ、これもあげるよ。」
と、クリームのついたビニールを渡していました。
「ああー、ありがとう、ありがとう。」
と、嬉しそうに受け取っているのを見て、
じゃあ、私のもあげようかな、と思い、
「じゃあ、これもどうぞ。」
と渡すと、
先輩の顔が凍り付きました。
「ああー-、どうも、どうも。」
一応、受け取っていましたが、
当時の私には、顔が凍り付いた意味が分かりませんでした。
後から振り返った時に、
まだまだ、新人なのに、ゴミみたいなものを
先輩に対して渡すのは失礼だったよな。
と、感じました。
経験不足から、職業人としての態度を
理解していなかったための失敗でした。
先輩との信頼関係も作れていませんでした。
こういう小さな振る舞いが、
距離を置かれたりする原因になっていたり
することがあります。
本当に、難しいなと思いました。
こういう経験から、
注意してもらえるということは、
本当に有難いことだと思うようになりました。
私の場合は、相手の表情や態度、
距離を置かれると言ったことから振り返るしかなく、
学び取るのに時間がかかりました。
自分でなかなか気づけない部分の
態度や発言の問題。
こう言う事に気づいていくのは、大変なことですよね。
けれども、人と関わり、相手の態度を観察しながら、
感じ取っていくしかない部分なのかな、とも思います。
問題点が明らかに目立っていて、
注意されやすい性格の人もいますが、
デリケートで気にしやすそうだなと思うと、
注意したら落ち込んじゃうかなと気を遣われたり、
それほどでもないんだけど、
いちいち注意しにくいなという、
上記のような微妙な問題もあると思います。
誰にでも、得意と不得意があります。
相手との相性もあります。
けれども、1つ言えることは、
あなたが、どんな特徴を持っていたとしても、
相手との相性によるものなので、
受け入れてくれる場所は必ずあります。
自分を責めない。
自分のコミュニケーション能力が低いから、とか
話が下手で面白くないから、とか
思う事があるかもしれません。
私も、昔、そんな風に思っていたことがありました。
けれど、輪に入れないというのは、
あなただけに原因があるということはなく、
相手がどう思うかということがあり、
それは、あなたの責任ではないです。
相手には、相手の事情や理由があります。
それは、あなたの事が嫌いだから、
というわけではないことの方が多かったりします。
忙しすぎて、人を気遣う余裕がない場合や、
子育て中で、一刻も早く家に帰りたくて急いでいたり。
人を嫌うって、
相手から嫌がらせを受けたりしない限りあまりないです。
あるとすれば、それは、相手の心に問題があります。
例えば、嫌われやすい特徴として、
体臭が臭いからとか、
不潔だからという理由で嫌われてしまうことがあります。
そのことが分かっているのならば、
毎日お風呂に入るとか、
清潔にする努力はした方が良いと思います。
けれど、それだけで嫌ってしまうのは、
相手にも、心の狭さという原因があることも事実です。
例えば、臭くなる理由が、
肉体労働を一生懸命にしていて
たくさん汗をかいてしまうことだったら、
それは、仕方のない事ですよね。
それを、臭いからと嫌うのは、
嫌う方にも問題があるとは思いませんか?
万が一、意地悪で仲間に入れないような空気感があるなら、
それは、仲間に入らない方が、
あなたにとって、幸せな場合もあります。
悪口を言い合う仲間に入っても、心の安定はないですよね。
陰で、自分の悪口を言われている可能性とか、
頭をよぎったりすると思います。
人の輪に入りたいのなら、必要な努力をしていく。
もしも、あなたが、人の輪に入りたいと思っていて、
孤立する原因は自分にあると考えているなら、
必要な努力はしていくべきだと思います。
人を変えようとするのは無理がありますが、
自分が変化することによって、
相手の態度が変化していく事はあります。
変わるのは、自分からです。
例えば、自分から声をかけられないことだったり、
うまく会話することが出来ない
ということであるのなら、
挨拶だけは相手の顔を見て、笑顔で大きな声を出す、など、
努力はしていかれる方が良いと思います。
そして、頑張っていく時には、
「自分が悪いんだ」と、
自分の悪いところに着目して自分を責めたり、
自分に厳しくしすぎないようにしてもらいたいな、
と思います。
なぜかと言うと、
自分を責める言葉は、
自分の中からエネルギーを奪っていくからです。
せっかく努力して前向きに進もうとする気持ちを、
自分で邪魔してしまうことになります。
ですから、自分を責めないことに注意して、
もしも、心の中で自分を責める言葉を
使ってしまっていることに気づいたら、
「エネルギーなくなるよ!!」と
思い出してみて下さいね。
エネルギーは挨拶するために使いましょ!!
あとは、職場で他の人達が談笑しているのに、
自分だけが入れていない、、、
と、孤独な気分になってしまう時には、
「何か、役に立てることはないかな?」と、
他の人の役に立つことを探す努力をしてみることも
おススメですよ!
何かを受け取りたい、
例えば、声をかけて欲しいと思うなら、
自分から声をかける。
のように、受け身で待つのではなく、
自分から、何かできることはないかな?
と探してみると、
他の人達の見方も変化してきたりします。
職場は、甘えに行くところではないです。
自分から仕事を探しましょう。
職場の掃除でも良いです。
他の人達は、きっと、そんなあなたの姿を見てますよ。
私も、新人時代に
先輩方になかなか受け入れてもらえませんでしたが、
自分のやるべき仕事以外でも
職場内の掃除や、ポットのお水を入れ替えるなど、
本業以外の雑用の仕事を
黙々と行うようにしていったことで、
先輩方の見る目が変わっていきました。
職場では、仕事ができれば問題ない。
環境に馴染むために頑張っても、認めてもらえない時は、
割り切ることも大切です。
どうしても、相性が合わなかったりすることもあります。
必要な努力をして、
仕事がしっかりと回っているのなら、
自分の責任を果たして帰りましょう。
職場にいる時間をなるべく短くするために、
残業をしない努力とか、
職場の人とは、プライベートでは付き合わないとか、
自分の中の線引きをしていくことも、
自分の心を楽にする秘訣です。
職場は、仲良しの集まりではないので、
合わない人がいても、仕方ないです。
あなたにとって、本当に大事にしたい人なのか
という事も考えてみて下さい。
合わない人に無理に合わせようとすると、
自分の心が疲れてしまいます。
上司だからといって、
媚を売る必要もありません。
「ここまで!」って、線引きをすると、
吹っ切れることがあります。
どこかのグループに属さなければ、という
思い込みに縛られているだけ、という可能性もあります。
学生時代のように、仲良しがいなければ、
困るということもありません。
職場では、仕事さえしっかりと出来ていれば
問題ないです。
受け身ではなく、能動的に考えていくことで、
自分の態度は変化していきますよ!
仲良しがいなくても、大丈夫!
自分に厳しい言葉をかけないように注意して、
自分に対しても、大切な人に声をかけるような感じで
優しく接するようにしてみませんか?
そうすると、心のエネルギーの減り方が変わります。
大抵の環境は、乗り切ることができます。
けれど、もしもすでに鬱になりそうなほど、
深刻に悩んでいる時は、誰かに相談したり、
仕事をお休みしたりしてくださいね!
すべての関係は自分との関係から始まります。
自分のことを大切にすること。
自分との関係性が良くなると、
良い変化が、周囲の人とも築けるように
なっていきます。
あなたには、他の人と同じように価値があります。
それは、誰かの態度や輪に入れないからと言って、
簡単になくなるようなものではありませんよ!
今日も、お読みくださいまして、ありがとうございました。