GRITを強くする4つの要素【3,目的】

こんにちは、hanaです。

今回は、GRIT(やり抜く力)という書籍の中から

「目的」という要素について見ていきたいと思います。

継続していくためには、

内側にある動機が重要ですよね。

そんな大事な部分について、個人的には

自分の感性で感じ取ることが重要だと思いますが、

時には、客観的事実を研究結果などから

見ていく事も良い事だなと思うので、

今回もアンジェラ・ダックワース氏の書籍、

GRIT(やり抜く力)から内容を参考に進めてみています!

GRITについては、こちらからどうぞ!

GRITの源となる目的を見出す

「興味」は情熱の源だ。

そして「目的」、すなわち人びとの

幸福に貢献したという意思も、やはり情熱の源だ。

「やり抜く力の強い人びとが持っている深い情熱は、

「興味」と「目的」によって支えられている。

GRIT  アンジェラ・ダックワース著 p202

何かを継続しようとするとき、

本当に重要な目的にかなうものでなければ、

大変さに直面した時、

すぐに諦めてしまうかもしれません。

目的というのは大切な要素ということで、

目的についての記述をご紹介させて頂きます。

まず、目的を見出す一般的な順序について書かれていました。

一般的な順序は、

どちらかと言えば個人的な「興味」からスタートして、

やがて真剣に取り組むようになり、

ついには人の役に立つという

「目的」を見出すという流れになる。

GRIT  アンジェラ・ダックワース著 p203

アンジェラ・ダックワース氏が、

やり抜く力の鉄人に「目的」について尋ねると、

ひとりの例外もなく口にするのは、

他者のことだそうです。

「うちの子どもたち」「私のクライアントたち」「僕の生徒たち」

あるいは、

「この国」「このスポーツ」「科学」「社会」など、

もう少し広く一般的な人びとを指す場合もあるようですが、

「自分たちのすることは、ほかの人びとにとって重要な意味を持つ」

ということがあるそうです。

「快楽」か「目的」か?

アリストテレスは、幸福を追求する方法は

少なくともふたつあると認識していたらしい。

1つは、「内なる良い精神」と調和すること。

もう1つは、「利己的な目先の快楽を追求する」こと。

そして、快楽は生存の確立を高めるため、

フロイトが述べたように人間はだれでも

ある程度は「快楽原則」によって動かされている。

と、アンジェラ・ダックワース氏は述べています。

そして、彼女は「快楽」と「目的」についての

アンケート調査を実施しました。

そこで見えてきたことは、

やり抜く力の強い人びとは、

無私無欲の修道士でもなく、快楽主義者でもない。

普通の人と何ら変わらない。

違ったことは、「意義のある生き方」

「ほかの人びとの役に立つ生き方」をしたい、

という意欲が著しく高いことだったそうです。

同じ仕事をしていても、見出す意義は異なる。

レンガ職人の寓話が登場します。

とても分かりやすい例えだったので、

ご紹介させて頂きます。

「なんの仕事をしているんですか?」

という問いに、

1番目の職人は、「レンガを積んでるんだよ。」

2番目の職人は、「教会をつくっているんだ。」

3番目の職人は、「歴史に残る大聖堂を造っているんだ。」

この中で、

1番目の職人にとって、レンガ積みは単なる「仕事」

2番目の職人にとって、レンガ積みは「キャリア」

3番目の職人にとって、レンガ積みは「天職」を意味する。

と書かれています。

このように、仕事の中に

どんな目的を見出しているかは、それぞれに異なります。

また、その仕事を天職だと感じている人の割合は

職業によって異なるわけではなく、

「天職」だと感じている人の割合は変わらないのだそうです。

天職になるかどうかは、職種ではなく、

本人が自分のやっていることを

「どう思っているか」が重要だそうです。

「天職は見つけるべきものだと思っている人がすごく多いんです。」

レズネスキーは答えた。

「天職は魔法のように神秘的なもので、きっとこの世のどこかにあるはずだ・・

そんなふうに思ってしまうせいで不安になるのです」

それに対し、私は「興味」についても同じような誤解があることを指摘した。

興味を持続させるには、みずから積極的に掘り下げ、

深めていく必要があることに気づいていない人は多い。

アドバイスを求める人に対し、レズネスキーはこう説明する。

天職との出会いは、完成したものを見つけることではありません。

受け身の姿勢ではなく、自分から積極的に行動することが大事です。

たとえば、清掃員でもCEOでも、職業に関係なく、

どんな人もつねに自分の仕事を見つめ直して、

問いかけることはできるはずです。

この仕事はどんなふうに、

ほかの人びととつながっているんだろう?

世の中の役に立っているだろうか?

自分のもっとも大切な価値観を表わしているだろうか?」

言い換えれば、自分はただ「レンガをつんでいるんだ」と言っていた人も、

「歴史に残る大聖堂を造っているんだ」と思えるようになるということだ。

GRIT  アンジェラ・ダックワース著 p213~

自分の捉え方を変えて、

自分の仕事に対する目的が変化すると、

同じことをしていても、

より頑張れるということですね。

「大きな目的」のためなら、粘り強くがんばれる。

また、「人を助ける」などの動機だけでなく、

その仕事自体に「興味」が持てることも、

大きな力を生む要素になるそうです。

使命感のもてる仕事でも、

興味の有無によって、

結果が異なることもあるそうです。

「興味」も、やはり大切なのですね。

また、努力は無駄にならないと信じるために、

お手本となる人物が「目的」に向かって

ものごとを実現させていく姿を

目の当たりにした経験が大切

ということも書かれていました。

「この人のようになりたい」と

具体的に考えることも、

目的を見出すヒントになるそうです。

「目的」についてまとめていて感じたことは、

本当に粘り強く頑張るためには、

興味や憧れを追いかけつつ、

他者のために貢献できる意義を見出せること。

というのが、大切なのだなと言うことでした。

確かに、目的が大きい方が、

意義を見出しやすいし、やりがいも感じられる

というのはあると思いました。

あなたは、どのように感じましたか?

今している仕事に、

より大きな目的をもつことができるとしたら、

どんなことでしょうか?

仕事に対する意欲も上がりそうでしょうか?

もし良かったら、実験してみてくださいね!

また、言霊瞑想に関してお伝えさせて頂くなら、

あなたが、言霊瞑想をすることによって、

自分の負の感情を上手に扱えるようになったり、

エネルギーを建設的な方向に使えるように

なっていくことは、

あなた自身が、他の人の話を聞いたり、

悩みを解決する方法を

伝えられる人になるということであり、

何よりも、心地よい気分で過ごしている人が

傍にいることは、

あなたの周囲の人々にとっても幸せなことです。

一緒にいる人というのは、

とても強い影響を与えあう存在なので、

その人が、いつも笑顔でいるのか、

難しい顔をして不機嫌でいるのかによって、

場の雰囲気は左右されます。

言霊瞑想の目的は、

自分を幸せにすることだけでなく、

自分と過ごす身近な人々にとっても良い影響となり、

あなたが社会に貢献していく時の

助けにもなっていくことでしょう。

次回は、GRITを強くする

4つ目の要素である「希望」について

まとめてみたいと思います。

それでは、今日はこの辺で。

お読みくださいまして、ありがとうございました。

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