エニアグラムの原点であるグルジェフの思想から。

こんにちは、hanaです。

書きたい事を忘れないように

今日は、早速本題に入らせて頂きます・・。笑

現代に伝わるエニアグラムの原点を作ったのは、

神秘主義の思想を探求したグルジェフによるとされています。

エニアグラムは優れた自己探求のツールです。

エニアグラムの智慧に触れて

「なぜ、そこに至ったのか。」

ということを理解したくなり、

グルジェフの思想についての本を読んでいます。

それが個人の内面の話から宇宙の話まであって、

難解だけれど、とても面白いのです。

グルジェフは、1866年から1949年に生きた人物です。

なぜ、エニアグラムが現代の科学の検証にも耐え得るものなのか。

それは、彼の思想が、もしくは探究した事柄が

何に基づいているのかを考えていくことで

垣間見えてきました。

ここは、瞑想との共通点でもあり、

エニアグラムの思想にもつながるところ。

グルジェフの思想を知ることで

エニアグラムに対する理解のヒントが得られています。

グルジェフは自己探求が大切だとし、

自分自身を知ると言うことが

とても重要になると話しています。

そしてそのための主要な方法は

自己観察であるとも述べています。

ここが瞑想との類似点であり、

エニアグラムがなぜ瞑想で得られる変化と

同じような気づきを捉えることができるのか、

という疑問への答えでした。

そしてこれは、瞑想を進めることでも、

エニアグラムを実践していくことでも、

自分自身のレベルを上げていくことができると言う

発想につながっている理由でもあります。

グルジェフによる自己観察の理解

グルジェフが述べる自己観察とは、

人間の内部機能への理解を深めることにあり、

人間の機能を大きく4つに大別しています。

思考機能、感情機能、動作機能、本能機能の4つです。

「人間が自分の内に見るあらゆる現象は、これらの機能のどれか一つと関連している。」

奇跡を求めて グルジェフの神秘宇宙論 p175より

「諸機能の識別の難しさは、各人の機能の感じ方に、

非常な個人差があるためにいっそう大きくなる。

これこそ我々が普通理解していない点だ。

我々は人間を実際よりもずっと互いに似たものと考えている。

しかし実際には、彼らの間にはその知覚の形式や方法において、非常な違いがある。

ある者は主に知性を通して知覚し、他の者は感情を通して、

また別のものは感覚を通して知覚する。

違うカテゴリーの人間、違った知覚の仕方をする人間が

理解しあうのは非常に難しいこと、いやほとんど不可能なことだ。」

奇跡を求めて グルジェフの神秘宇宙論 p176より

これらの4つの機能は、脳機能にも関連していると感じます。

そして脳は、脊髄と合わせて中枢神経を成しています。

神経は、神的なエネルギーの通り道と関係していて、

だからこそ神を経(へ)ると書かれるのかもしれません。

経という字には、経糸(たていと)の意味もあり

縦方向の流れを表すこともまた、興味深いです。

エネルギーの通り道であるチャクラは、

内分泌器官や神経叢の通り道と関係すると言われています。

見えないエネルギーと体との接点。

神経系の働き方に意識を向けることが

自己探求につながることは、

理にかなっているように思います。

私達は自分の判断で動いているようで

実は、周囲の環境刺激に対して自動反応するように動くものだ

とグルジェフは指摘しています。

そのことをグルジェフは機械人間だと述べています。

文化や教育の影響を受け、経験や記憶、

周囲の環境刺激への反応や

求められる役割通りに生きるていること。

なるべくしてそうなった。

それが、社会を成り立たせていますし、

ある意味、自然の中での在り方でもあり、

そこに疑問は持ちにくいものです。

グルジェフは、戦争には宇宙的なカルマがあるとも述べています。

そして、社会はなるべくして導かれるように、

ある方向に流れを持たされている。

そのようなものの影響も受けているのでしょう。

「もし1つの機械が無意識だとしたら、百の機械、千の機械、

いや、十万、百万の機械が無意識なのだ。

そして、百万の機械の無意識的な行為は、

破壊と絶滅と言う結果に終わらざるをえない。

すべての悪は、まさに無意識、無意識的な行為の内に潜んでいるのだ。

君たちはまだ、この悪がいかなる結果を生み出すか、

理解どころか想像さえできないだろう。

しかし、いつかは理解する時が来るだろう。」

奇跡を求めて グルジェフの神秘宇宙論 p92より

もしかしたら、

画策されたかのようなものにも気づけないのは、

個人の内面にある自分を主観的にしか

捉えられないからなのかもしれません。

それについては、また次回。

グルジェフの思想の続きとしてまとめてみたいと思います。

今日も、お読みくださいましてありがとうございます。

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