こんにちは、hanaです。
今日も、当たり前が当たり前じゃない世の中に
生きていてくれて、ありがとうございます。
お休みの期間にグルジェフの本の残りを読み、
エニアグラムについて抱いていた疑問と
そこについてグルジェフの思想から
ヒントを得たので書き記してみたいと思います。
ここから先に書く内容は、
エニアグラムの講座とはほぼ関係なく
(もちろん参考にはなっています)
グルジェフの書籍を読んだ中での
私自身の気づきと考察になります。
何故、調べたのか。
まず、なぜグルジェフの思想について
知りたいと感じたのか。
そこから説明させて頂きます。
もともと、エニアグラムについて
学んでいたということがありました。
エニアグラムは9つの性格とも言われ、
人間のタイプが9種類に分類され
誕生時に持ち合わせていると言われます。
ただ、それが何故なのか。
なんで9種類なのか。
その大元には何があるのか。
原点が知りたかったのです。
タイプ1はこういう性格。
え、なんで??
って思いませんか?
どうしてそうなったの?と。
教えられている内容は、
様々な研究がなされた上でそのようになっている。
それを否定したいのではないし、
自己理解を深めることに役立ち、
その結果は科学的にも裏付けられています。
ただ、私の場合は、
なぜ、そうなったのかという原点の部分が
どうしても気になりまして・・。
知的好奇心というのでしょうか。笑
なんで各タイプは、この順番で並んでいるの??
成長方向とストレス方向の流れ。
この不思議なエニアグラムの図形。
一体何なんだかよく分からないけど、
深遠な智慧が隠れている。
そんな気配がする。
そんなことを感じたのです。
そして、そこを説明できるのは、
おそらくグルジェフを除いて他にはいない。
直感的にそう感じました。
彼に対しては覚醒者のような印象もあり、
ごく普通の人間でない感じがしたことも
私の興味を引きました。
それでは、以下にグルジェフの書籍を基に
自分なりの解釈を書いていきたいと思います。
私自身は、自分の考えが絶対に正しいとか
思っているのではないので、
そのつもりでお読みくださると幸いです。
改めて、エニアグラムとは?
まず、エニアグラムって何なのだろうか。
ちょっと、結論を出すには早いかもしれない。
今後、学びを深める過程で
変化していく可能性はありますが、
今のところ、私の中で行きついた結論は、
霊と精神と肉体のレベルを上げていく
その成長過程をを表わした図であり、
霊的に本質に近づいていくための過程を示している。
そういうものだという印象を受けました。
性格分類も解釈としては可能と思いますが、
そこが本質というよりは、
個人の霊的な成長を助けるヒントになるもの。
そのような印象を抱いています。
(※あくまでも個人の解釈でエニアグラムの先生から習ったことではありません。)
霊は肉体に宿り、その命を生きる。
霊が肉体と精神を介してその学びを深め
より質の高い本質(神的なもの)に
近づいていくためのヒントを示した図であり、
そのシンプルな図形には複数の
異なるけれども関連している意味が込められている。
図形の意味について
形から入るのが分かりやすいかなと思いまして、
まず、図形について見ていきたいと思います。
エニアグラムは、
円と三角形と変六角形で成り立っています。
エニアグラムの書籍には、
図形についてこのような記載があります。
それはものごとの全体性(円)、三つの力(三角形)の相互作用、そして時間の経過における進展や変化(変六角形)を表わすシンボルです。
グルジェフは「神聖舞踏」を通じて、エニアグラムを教えました。それは静止した図形ではなく、ダイナミックに動く、「生きたシンボル」として考えるべきだと説明したのです。一方で、グルジェフやその弟子が書いた出版物のどこにも、性格タイプとしてのエニアグラムを教えたという記述は出てきません。その起源はより最近のものであり、二つのおもな流れに根ざしています。
エニアグラム【基礎編】ドン・リチャード・リソ&ラス・ハドソン p42より
この円と三角形と変六角形の意味。
本の著者であるグルジェフの
高弟ウスペンスキーの解釈から
個人として理解したことをまとめてみます。
円は、
オクターブの法則を表わしていて
時間軸と共に進んでいく回転する円であり、
同時に、1~9までの全ての数字を包含しています。
霊と精神と肉体の全体を一つにまとめている形。
三角形は、
この世界を成り立たせるものの基本が
3で成り立つことを表していて、
それぞれに影響しあっている。
オクターブの法則の中で、
3と6はそれぞれに陰と陽を表わしてもいて、
霊的な成長において特殊な役割を担い、
9は統合点を表わしている印象があります。
(※あくまでも個人的な印象です。)
3の倍数はどこまで足しても3の倍数で
6も3の倍数、9も3の倍数。
足しても、かけても、割っても、引いても
369の組み合わせは、その中で完結している。
3で成り立つ数字369とそれ以外の数字142857は、
分かれた世界に住んでいるかのようです。
ただ、142857は、
1+4+2+8+5+7=27 2+7=9
142+857=999
となるように、9との関連があるようです。
私の解釈では、エニアグラムの図の中で
3、6、9は、どちらかというと目に見えない
霊的なものを象徴しているように感じました。
3,6,9という数はそれぞれに異なる
ものを表わしているため、全てが霊的な
目に見えないものというわけではないのですが、
それ以外の数に対して、
そのような側面も併せ持つというような感覚です。
変六角形は、
物質的な肉体とその働き(精神を含む)を表わしている。
それは、7以外の整数を7で割ると、
1÷7=0.142857142857
2÷7=0.285714285714
3÷7=0.428571428571
4÷7=0.571428571428
5÷7=0.714285714285
6÷7=0.857142857142
7÷7=1
8÷7=1.142857142857
9÷7=1.285714285714
となり、7を除く1~9までの数が
この変六角形を構成する数字(142857)として現れていて
数式の解の中で繰り返し
螺旋を描くように出現しています。
生命のDNAが螺旋構造をした
連続的な形態をとっていることや、
原子レベルでも銀河レベルでも
ミクロのレベルからマクロのレベルまで
物質はトーラス状に渦を巻いた構造をしていることから、
物質を象徴している数字である印象を受けます。
7という数字で割ると、
7以外の数は、どの数でも割り切れず
142857の繰り返しになります。
図形にすると分かりやすいのですが、
正7角形は綺麗にバランスを取ることが困難な
不安定な形となります。
なんとなく、長く見つめたくない図形です・・。
7は不安定な状態を表わす数として
見ることもできそうです。
不安定という状態は、
変化を生み出すきっかけになる。
物質は不安定な状態の時、そこに動きが生まれます。
安定していたら動きにくくなります。
つまり、時間軸とともに変化していく世界の
象徴として捉えられると解釈しました。
まるで、この現実世界が諸行無常であることを
表わしているかのようでもあり、
個人のレベルにおいては、
それは肉体(物質)の象徴とも考えられました。
142857は、物質を表わす数字であり
それが369との関係の中で
オクターブの法則のもとで
交わることにより変化がもたらされていく
時間軸の変化も表わしている。
そのため、グルジェフはこの図形を
静止した図形ではなく、
動的な図形として捉える必要があると
説明したのではないかと感じました。
いろいろと書いてしまいましたが、
感覚的な理解が基になっていて、
詳しく何かを調べて書いているわけではないので、
間違っているかもしれませんし、
足りない部分もたくさんあるかと思います。
そのつもりでお読みくださると幸いです。
ちょっと、長くなりましたので
ここから先は、また次回に。
何回かに分けて書いてみたいと思います。
それでは、今日のところはこの辺で失礼します。
お読みくださいまして、ありがとうございました。