鉄瓶について
鉄分の補給ができるということで、
約1年前に及源(OIGEN)という南部鉄器の老舗メーカーの
鉄瓶(やかん)を購入しました。
なお、急須と鉄瓶は別物で、
急須にはホーロー加工がされているため、
鉄分の補給はできません。
鉄分補給目的の方はご注意を。
鉄瓶はお湯を沸かす過程で、鉄分が溶け出すそうですよ。
それでは、使用した感想をメリットとデメリットに分けて記載していきます。
メリット
・お湯を沸かすときの音が優しくて心地よい
・お湯を沸かすだけで手軽に鉄分摂取ができる
・美術品のように美しく、見ているだけで落ち着く
・お湯を沸かすだけなので、基本的に洗わなくて大丈夫。
(内部の湯垢はついていた方が錆止めになる)
・多少錆びても、そのまま使う事ができる。
・白湯がまろやかでおいしい。
・IHが使用できる。(メーカーによって異なる可能性があります。)
・大切にすると何十年も使え、鉄瓶の経年変化を楽しむことができる。
(内部に付着した湯垢の変化を楽しむ。)
デメリット
・濡れたまま放置すると錆びてしまうので、使用後はお湯を捨てて乾かす手間がある。
・加熱後は本体が熱くなるためお湯を注ぐ時には、タオルや鍋つかみなどで押さえて使った方が安全。
・最初だけ、錆びないように湯垢づけが必要。(方法は購入時に資料が同封されていました。難しくないです。)
・IHでは強火で沸かせない(長い期間、強火で使用すると底面が変形する恐れがある)ため、
お湯を沸かすのに少し時間がかかる。量にもよりますが、数分です。
(IHの中火はガスの強火に相当)
・値段が高い(大切にすると何十年も使えます。)
・石油ストーブでの使用には向かない。
普段の使い方
夏場は冷たいものを飲むことが多いので、
冬場より使用頻度が少なくなっています。
しっかり水分を飛ばしてあれば、棚の中にそのまま置いてあっても、
錆が酷くならずに保管できています。
冬場は、ほぼ毎日使用していました。
水筒の中にルイボスティーのパックと、沸かしたお湯を入れて、
水で割り、飲みやすい温度に調節して持ち歩いていました。
(カフェイン入りの飲み物は、鉄分補給の妨げになるので、
好きですが、緑茶や紅茶ではあまり飲んでいません。)
お手入れが大変と言っても、
使用後の熱いうちに残り湯を捨て、蓋を外すことを忘れなければ、
冬場は空気が乾燥しているので、しっかり乾いていました。
(一度、うっかり蓋をしたまま数時間放置してしまい、
小さなかわいい赤錆が一点できました。笑(下の写真です)
使うごとに内部が変化し、世界に一つの鉄瓶になっていく感じで、
愛着が湧いてきます。
鉄分が無理なく補給できるので、ありがたいです。
もしも、南部鉄瓶を楽しんでみたいな、
と思われたなら、素敵な逸品を探してみてくださいね。
ちなみに、hanaが使用しているのは下記の物です。
1.2リットル入るサイズなので、水筒に入れるのに
困らない量を沸かすことができます。
及源鋳造(OIGEN)の南部鉄瓶
1.2リットル
出典:Amazon.co.jp