気にしやすい性格についての相談内容
「気にしやすい性格を治したいです。ちょっとしたことで気にしたり、思い悩んだりしやすいので生きづらいです。どうしたら、気にしやすい性格を治せますか?いいトレーニング方法ありませんか?」
今回は、上記のお悩み相談について、考えてみたいと思います。
気にしやすい性格の生きづらさと長所・短所
具体的な質問内容ではないので、想像ですけれど、、
気にしやすい性格で、悩む場面の代表例としては、
例えば、普段の会話の中で、
相手が何気なく言った言葉について
気になってしまうことがあったりするのではないでしょうか。
hana自身も、気にしやすい性格だったので、
気にしてしまう気持ちは、よく分かります。
例えば、hanaの場合、
学生時代、友人と歌手についての話をしていたのですが、
有名な歌手の名前を間違えてしまいました。
ブリトニー・スピアーズのことを、
間違えてブライトニーと言ってしまって、、、。笑
読み方を勘違いしていたのですね!
今ではただの笑い話なのですが、
友達に、「それって、ブリトニーのことだよね。」
と普通に修正され、ちょっとバカにされた印象を受けました。
当時の私は、頭をハンマーで殴られたようなショックと、
めちゃくちゃ恥ずかしくて、
穴があったら入りたい位の気持ちになってしまい、
しばらく落ち込んでいました。
それから、しばらくの間、
ブリトニーをテレビで見かけたりするたびに、
溜め息をついて、落ち込んでいました。
そんな気にしやすい性格ですが、長所はもちろんあります!
気にしやすい性格の長所
気にしやすいという事は、
心のセンサーが繊細だと言い換えることができます。
繊細だと、、
相手が気づかないレベルでのさりげない心遣いが
意外と自然にできたりします。
相手が傷つかないように、、と言い回しを工夫したり。
思い当たる節は、ありませんか、、?
以前、一流旅館のおもてなしで、
フロントでチェックインの用紙を記入する時に、
さりげなく利き手を確認していて、
夜のお食事を提供する時に、
箸の並べ方を利き手に合わせて並べる工夫をしている。
という情報を見て、驚いたことがあります。
そ、そんなことまで、、気を配っているの?!と。
こう言った、心遣いができるのは、
繊細な人の感性が活かされているのではないかな、、
と思うのです。
「ここは、なんとなく居心地が良い。」
そんな心遣いをできる素敵な才能が、
繊細な人にはあるのではないでしょうか。
そして、人の痛みを自分の痛みのように感じたり、
嬉しい事が誰かに起こると、
その人になったかのように一緒に喜ぶことができたり。
そんな感じだから、
きっと、音楽や映画、絵画などの作品を観た時に、
人一倍深く楽しめたりするのではないかな、とも思います。
人生をより深く味わえることで、
嫌な出来事で悩むことがあっても、
そのことについて深く悩み、考え、、
その結果、学びを得たりしやすくなる面もあると思います。
気にしやすい性格の短所
気にしやすい性格の短所は、
人一倍、辛さや痛みも強く感じてしまうことだと思います。
本人が一番辛いですよね。
気にし過ぎて、勉強や仕事が手につかなくなってしまったり、
誰にも会いたくなくなって、逃げ出したくなったり。
思い悩んで、生きづらさを感じたり。
けれど、そんな辛さは、
受け止め方の工夫や
トレーニングで軽くしていく事が出来ます。
受け止め方の工夫とトレーニング方法
気にしやすい性格の受け止め方
まずは、「自分は普通の人より少し気にしやすいのだ。」
と認識することで、
少し、客観的に自分を見つめることができるようになります。
この記事を読んで下さっているという事は、
もう、自分が気にしやすい性格だという事は、
自覚されていると思うので、それでOKです!
さらに、気にしている事柄が、
自分の人生にどれほどの影響があるかを
考えてみたりすると、
大したことではないと思えたりします。
もしも、人生における一大事だと言うのなら、
真面目に考えた方が良いですが。
自分にとっての重要性を認識するということも
気にしやすい方にとっては、
有効ではないでしょうか。
上記のブリトニーのエピソードなんて、
後から考えれば、
人生に何の影響も与えないような、
どうでも良い事柄でした。
むしろ、ここでエピソードとしてご紹介できたので、
後から活かすことの出来る
良い経験だったのかもしれません。
どうでも良いことに
時間やエネルギーを消耗しているなんて
「バカバカしいな」と考えられると
受け止め方も変化します。
また、「人からどう思われているか」ということが、
気になることもあると思います。
それについても、
人は、それぞれ自分勝手に物事を解釈する生き物です。
どんなに説明しても、伝わらないこともありますし、
どうしても、誤解されます。
それは、感性も経験も違うので仕方のないことです。
ですので、相手がどう思うかは、
自分ではどうしようもないことだと
ある程度、割り切ることも必要かなと思います。
他人のことに責任を感じる必要もないし、
どうせ、お互いに異なったフィルターを通して
相手を解釈していると考えると、
気にすること自体がくだらないと思えてきませんか??
気にしやすい性格の長所のところに書いたように、
気にしやすい性格であることは、
決して悪い事ではありません。
けれど、本人にとっては辛いことですので、
受け止め方と合わせて、辛い出来事に遭遇した時に
上手に切り替えられるようになる
トレーニング方法をご紹介させて頂きます。
トレーニング方法
トレーニング方法は、瞑想がおすすめです。
hanaが行っている方法を簡単に紹介させて頂きます。
まずは、深呼吸をして、呼吸を落ち着かせます。
そして、静かに呼吸に意識を集中させます。
呼吸に伴う体の変化を感じ取ります。
鼻を通り抜ける空気を感じたり、
お腹のふくらみを観察したり。
集中していると、
必ず、雑念が浮かんできます。
それに対しては「思考」「雑念」など、
名前をつけてから、
再び呼吸に意識を集中させます。
このように繰り返すことで、
自分の意識が何に向いているのか、
という事を客観的に捉える力がつきます。
この力がつくことによって、
自分の事を冷静に捉える力が身に付き、
辛い出来事が起こった時にも、
「辛さを感じている」状態を
客観的に捉えることが出来るようになります。
そのことによって、
「辛さを感じている状態」と「自分」を
切り離して捉えることができ、
冷静に対処できるようになっていきます。
時間はかかりますし、
辛さを感じなくなるわけでもありませんが、
切り替えるまでの時間は短くて済むようになります。
このような理由から、瞑想は気にしやすい性格に対して
気持ちを切り替えていくトレーニングになります。
トレーニングの結果
hanaは、実際に上記の瞑想を実施しました。
その結果、落ち込むような出来事に遭遇した時に、
その瞬間は辛さを感じますが、
切り替えを意識的に行うことが
できるようになっていきました。
また、切り替えにかかる時間も、
少しずつ短縮しています。
身に付けるためには、
日々の継続が必要ですが、
慣れてくると、会話中や
作業中でも出来るようになったりします。
また、瞑想することによって、
思考を切り替える力だけでなく、
集中力や記憶力、理解力なども向上すると
言われています。
良かったら、試してみて下さいね!