八正道の正精進について

相川圭子氏の書籍から八正道についてまとめています。

今回は、正精進についてです。

ここまでの復習を簡単に。

八正道とは、

正見、正思、正語、正業、

正命、正精進、正念、正定から成り、

段階的を追って理解を深めていくこと

が書かれていました。

【正見】

ただ、見るということ

あるがままに見る、ということ

とらわれずに見る、ということ

八正道と正見については、こちらをどうぞ。

【正思】

過去にも未来にもとらわれない

ただ、「今にいる」ことができる

正思のまとめはこちらです。

【正語】

愛のある純粋な言葉で

思いやりを持った「愛語」

心からの、嘘のない言葉

愛語を口にするように

正語のまとめはこちらです。

【正業】

殺さず、傷めず、強いず、偏らず

心を、体を正しく使う

正業のまとめはこちらです。

【正命】

人を幸せにする生業を

愛を積む生活を

正命のまとめはこちらです。

それでは、今日は、正精進について見ていきましょう。

【 正精進 】について

外側も内側も教えを実践する

常によい行為を繰り返す

(相川圭子 八正道 より)

ブッダの八正道を今まで述べてきました。

それらを一生懸命に行います。

正しい見方(正見)をするためには、心の曇りを取っていきます。

純粋になる修行をしていきます。

そうして、内側で正しい思い(正思)を行います。

発する言葉は正しい言葉(正語)になるようにします。

そして、行為も正しいもの(正業)にするのです。

それらを努力していくということです。

そして、生活のため生きるために、悪い行為をしないように、

正しい職業に就き、衣食住を正しく整え、正しい生活(正命)をします。

相川圭子 八正道 p146より

もともと人は純粋な存在です。源のあなたは純粋です。

その心身も純粋でした。

それが無知によって、汚れてしまったのです。

ですから無知から悟っていくことで、悪いものを取り除き、

悪い方向に行かないようにすることが必要です。

ものの見方、心の使い方、体の使い方が八正道の教えに沿って、

今どんな状態なのかと「気づき」ます。

意識を覚醒させるのです。

それは、日常生活、あるいは仕事を通して行っていきます。

心身を汚さないように正しく使っているか、そのことを見つめ、

気づいていきます。汚れていたら反省し、

正しく使っていくようにします。

相川圭子 八正道 p148より

日常生活こそが、瞑想になり、

カルマを浄める行になること。

これが、社会生活を送る中で実践できることとして、

伝えられています。

これができるようになるのは、

大変なことで、反省ばかりが出てくる・・。

ですが、完璧を目指すことよりも、

自分にできる範囲でバランスを取っていくことが

身の丈に合った実践として有用なのかなと。

無理をして、続かなければ、

もったいないですものね。笑

終わりがあるものでもなく、

実践し続けるものだと考えると、

少しずつでも過去の自分より上達していたら

私は、それで良しとします。

また、相川氏は、

悲観的、否定的にかんがえてしまったり、

恐れがあったり、など何をすればいいか分からない人には、

暴力や悪口を慎むことで悪いカルマを積まないことや、

自分を責めないことも大切だと伝えています。

さらに意識したいのが、無意識に自分を責めることです。

これは、人に向ける悪いことよりも気づきにくく、

多くの人が自然にやってしまっていることです。

皆、知らず知らずに自分のことを責めています。

こういうことができない自分が嫌い。

いつも卑屈になってしまう自分が嫌い。

なぜ皆と同じようにできないのだろう。

なぜいつもこうなってしまうのだろう。自分はバカだ。

そのように、自分を無意識に攻めている人がたくさんいます。

エネルギーを、人への攻撃に向けるのではなく、

自分にむけるのです。

自分をいじめることが、その人にとって楽なのだと思います。

それが人から責められないようにするための自己防衛なのかもしれません。

しかしその思いも、自分を傷つけ、生命力を弱めてしまいます。

さまざまなことに対して、

苦しく感じたり否定的な思いが起きたりするようなら、

それは過去の体験や印象を投影して見ているためです。

これを解決するには、まず「あるがまま」を受け入れましょう。

それは、自分を責めないということです。

たいしたことがない自分も自分であるのです。

人と比較しないのです。

相川圭子 八正道 p151より

瞑想から得られる気づきは

同じようなところにたどり着くのかもしれません。

自分自身が初心者ながらも

日々の悩みの中で、瞑想しながら気づいたことと

本当に同じようなことが書かれていて、

自分の方向性が正しかったことの確認になりました。

真実だからこそ、同じようにつながっていく。

相川氏の言葉は、

自分の体験と照らし合わせても

納得できる言葉が多い、というか、

「自分の気づきと同じだー!」という感じで・・・

まことに生意気で失礼なことですが、

本物だなと感じました。

ネガティブな記憶を浄化するというのは、

「常にポジティブなことを考えましょう」

「否定的な考えをしないようにしましょう」

ということではありません。

今までずっと否定的な心を使い、自分を責めてきたのなら、

慈愛や感謝など肯定的な心を使います。

さらに無心で見ています。

肯定と否定の心でなく、それを超えたところの愛を使います。

まず心を空っぽにします。それは偏りがない心です。

本当の意味でバランスが取れるのです。

相川圭子 八正道 p153より

もう、ここに書かれている通り。

ただ、感謝です。

気づきを通して、

正しい在り方をバランスよく取れるように

なっていく・・

ヒマラヤ秘教には、様々な秘法や瞑想法があり、

過去生のカルマや潜在意識の浄化も行えるそうですよ。

知りたい方は、相川氏に学びに行くのも

良いのかもしれませんね。

そこまで、高度に浄化できなくても、

日常生活や人生はよくなると

私自身は感じています。

第一、本格的な瞑想修行をするには、

日常が忙しすぎるので!笑

今の私は、ヒマラヤ秘教以外にも

様々に勉強したいことや

身に付けたいことがあるので、

そちらに集中したいと思っています。

善行をすると、

その波動が過去の記憶を浄化していき、

次の善行につながります。

期待していなくても人からも

感謝や喜びが返ってくるでしょう。

それらを繰り返し続けていくことが正精進です。

繰り返すことで、意志の力が強くなります。

正精進をしていると、

第七、第八のステップに入りやすくなり、

悟りに達しやすくなるのです。

相川圭子 八正道 p160より

第七、第八のステップ・・・

いよいよ佳境に入ってきた感じですね。

ここまでのステップができていることで、

そこに入りやすくなる、ということは、

さらに上の段階ということ。

瞑想が深まるとどうなるのでしょうか。

先が楽しみですね!

それでは、今日はこの辺で失礼します。

お読みくださいまして、ありがとうございました。

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