タイプ9の特徴
得意なこと
周囲の人に同調することができるため、環境への適応能力が高い。目の前にいる人を安心させることができる。
偏見がなく、周囲の人を受け入れることができ、ストレスのない穏やかで感情的な葛藤のない環境を好む。喧嘩をしている人の間にも中立な立場を守る調停者として入ることができる。
物事に動じることが少なく、自分のペースを大切にしている。
ストレスを感じること
時間や空間とも調和することを好み、忙しい状態ではストレスを感じます。
優柔不断で決断を先延ばしにする傾向があります。
新しいことなどは、心の葛藤を生みやすいため好まず、基本的に保守的な傾向があります。
タイプ9に向いている仕事
自然を相手にする仕事(動物、虫、魚、植物)
トリマー、ペットシッター、アニマルセラピスト、酪農家、昆虫販売のスタッフ、海女・海士、盆栽職人、グリーンキーパーなど
サイエンスの仕事(宇宙、地球、環境・バイオ)
天文台職員、プラネタリアン、気象予報士、火山学者、考古学者、臭気判定士、環境カウンセラーなど
健康関連の仕事(医療、こころ)
看護師、薬剤師、保健師、心理カウンセラー、いのちの電話相談員、アロマセラピストなど
食品関連の仕事(調理、グルメ)
味噌職人、和菓子職人、すし職人、料理・グルメ本ライター、フードスタイリスト、栄養士など
福祉の仕事(国際協力、介護・介助)
NPO・NGO法人のスタッフ、ホームヘルパー、ケアマネジャー、児童指導員など
この内容は、池上彰さんの「もっとやりたい仕事がある!」という本を参考に書いています。
本の中では、タイプ分類ができるフローチャートや上記以外にも具体的な職業が750種類紹介されていたり、資格試験について書かれていたりします。
興味のある方は参考にしてみてください。
また、【9つの性格】根拠のある性格分類というページでは、エニアグラムについてまとめてあります。
平和主義者の職業選択
個性に合った仕事を探すという時に、これほど迷いやすい個性はないのではないかと思います。
タイプ9の方は、強い個性がないという個性の持ち主であり、他者と同調することが得意で、様々なタイプの人の気持ちを理解できます。
置かれる環境にも同調するため、自分が何者なのかというのが、捉えにくい一面もあり、どのタイプか分からないと思ったらタイプ9の可能性が高いとも言われています。
個性を活かすという意味では、組織に属し、場の雰囲気を和ませる役割を担い、周囲の人達のストレスを軽減することができるでしょう。
タイプ9がいるかいないかによって場の雰囲気が変わるとも言われています。
変化や葛藤を嫌うという性質から、公務員など安定した職業についたり、伝統的に受け継がれてきた物を継承していくといった、
変化が少ない業務内容を淡々と続けていくということに、ストレスを感じにくい傾向がありそうです。
一方で、時代の変化が速くなっているため、その中で変わらない安定を求められる仕事を見つけることは難しい側面もあります。
タイプ9にとっては、少し生きにくい時代かもしれません。
AIによる時代の変化に関わらず、人間の手によって行われる必要性のある仕事はあります。
資格を取って、転職に備えることでリスク分散をはかることもできるため、選択肢の一つに考えてみるのも良いのではないでしょうか。
他のタイプについて知りたい場合 → タイプ1、タイプ2、タイプ3、タイプ4、タイプ5、タイプ6、タイプ7、タイプ8
参考文献:池上彰 もっとやりたい仕事がある! 小学館