シリーズ2では、劣等感の根っこにあるものということで、
知らないうちに身に着けていた価値基準で
物事をみていたんだ!!っていうお話しをさせて頂きました。
今回は、その自分なりの価値基準を持つことについて
さらに掘り下げていきたいと思います。
自分なりの価値基準を持つこと
多くの人が、同じような価値基準を身に着けていますが、
それでも、個々に違いはあります。
例えば、既存の美しさの基準に囚われず、
「私は真っ白い歯より、少し黄ばんだ歯の人の方が好き」とか
要は、価値基準はあくまでも「自分の中の基準」でしかない。
だから、皆と同じである必要はない。
そして、その基準で影響をうけるのもまた、
「自分」であるということ。
「自分の中の価値基準」というフィルターを通して
世界を見て、判断しています。
ですから、結局は、「他人がどう思うか」よりも、
「自分がどう思うか」に影響を受けます。
これは、つまり、
自分の中の価値基準を変えれば、自分がどう思うかを変えられる
ということ。
他者は変えられませんが、
自分は変えられます。
そしてまた、他者がどう思うかよりも、
あなた自身がどう思うかの方が、重要だということでもあります。
あなたに与える影響は、他者よりも、あなた自身の方が上です。
結局は、自分が、自分自身の「思い込み」のフィルターを通して見ているのだから。
本当は、他者の入る隙間はないんです。
他者の入る隙間は、自分で作っています。
というか、小さいころに作らされたとも言えます。
社会性を身に付ける上では、必要だとも言えるのかもしれませんが。
ここで、もう一つ。
外側の世界は、内側(心の中)の世界の反映です。
自分の内側が変われば、外側に見える世界も違って見えます。
自分の内側の世界
つまり、目に見えない心の中が変化することは、
外側の目に見える世界の変化につながります。
同じような経験をしても、捉え方も感じ方も違うのは、
内側の世界(価値基準)が違うから。
外側の世界、目に見える世界は、
諸行無常というように、
形あるものは、いつか壊れてなくなっていきます。
この体も、いつかはなくなります。
(目に見える世界は、意外と重要でないかも?!)
幸せは、内側の世界(心)で感じるものなので、
自分の心が何で幸せを感じるのかを確認することで、
どんな価値基準を創るのか。
知らないうちでなく、意識的に創ることができると、
劣等感をもたらすような価値基準より、
大切にしたいものが見えてきて、
より、自分らしく、創造的に生きられるのかな。
と思っています。