一般社会で感じる、お笑いタレントの影響力

こんにちは、hanaです。

今日は、久々に時事ネタからです。

お笑い芸人のスキャンダルが

話題になっていますね。

報道されるタイミングの不思議さや、

氷山の一角だろう・・という

勝手な印象がありますが、

日本人の愚民化に関与している印象も感じたので、

精神的な部分について

感じたことを書いてみたいと思います。

喜び、楽しさ、快楽。

一見良さそうに見えるこの要素も、

バランスを失い、飲み込まれると

調子に乗る、暴走する。

そんな行き過ぎた結果を

見せられたような気がしました。

快の感情も、行き過ぎると良い事はない。

不快を乗り越えて、真面目に、

自身を振り返ることの大切さを

改めて感じました。

驕り高ぶりが招く恐ろしさを

芸能界での成功という華やかさの中で

見せられた気がします。

小学生から社会人にわたっての実体験から

小学生時代に味わったこと

そういえば、、過去を思い出すと、

小学生くらいの頃の男子は、

くだらないことで、

よく騒ぎ立てていました。

3年生の頃、

一部の男子に変なあだ名をつけられて、

それがなぜかクラス中に広がって、

ほとんどの男子から、からかい半分に

変なあだ名で呼ばれたことがありました。

とても嫌だったので

「いい加減にして!」「やめてよ!」と

叫んでも、余計に面白がって、

エスカレートする・・・。

あのニヤついた「してやったり」の表情・・。

そして、とにかく、しつこい。

今思うと、こういうのって、

リアクションの大きい芸人さんを

わざと怒らせて、面白がっていじるのと、

似てますよね・・・。

プロの芸人でもない私にとっては、

いじられたり、笑われたりすることが、

嬉しい事でも、おいしい事でもなかった。

嫌だと言っているのに

止めてもらえなかったことが、

1人の人間として大事にされていない感じがして

不愉快な経験でした。

そんなこともあってか、

理由まで考えたことはありませんでしたが、

人をいじってコケにするお笑いを見て、

不快感を感じます。

芸人にとっては、いじられるのが

おいしいことなんだよ。

とか言われても、不快なものは、

不快でしかなかったです。

社会人になって見かけた光景

組織の中で仕事をしていると、

上司がいて、部下がいてという

上下関係があります。

そんな中で、中途入社のスタッフが入りました。

彼をAさんとします。

Aさんは、とても努力家で、

誰よりも勉強していました。

私の視点では、知識も技術も

既存のスタッフより優れているように見えました。

上司は、立場上権力があり、

イケメンで面白いトークができる人だったので、

割と人気があって取り巻きがいて、

慕ってくる人を優遇するような

部分のある人でした。

けれど、仕事の実力は・・・。

Aさんが行う勉強会の内容は、

これまで上司が育ててきた

既存スタッフの在り方を見直すような

ものもあって・・・。

上司にとっては、Aさんは面白くない存在。

そんな印象を、見ていて感じました。

上司は、事あるごとに、

Aさんをいじり、からかっていました。

それは、一見、場を盛り上げ

楽しくしているかのようで、

自分の立場を誇示しているかのようにも見え、

Aさんは、軽い扱いをしても良い人物という印象を

周囲に与えようとしているかのように見えました。

実際に、Aさんよりも年下で経験の浅い

若いスタッフが、調子に乗って、

先輩のAさんに対して失礼な口を

聞く場面も見かけるようになって・・。

上司は、それを注意しない。

そんな様子を見て、私は、

上司の内側にある劣等感を感じ取りました。

Aさんは、穏やかな人で、

いじられても受け止めて笑っているし、

おやじギャグをよく言うので、

それもまた、いじりの対象になっていて。

Aさん自身がどう感じていたのか

それをおいしいと思って

楽しんでいたのかはわかりません。

空気を和ませるための

振る舞いだったように思います。

けれど、あの扱いは、

Aさんには相応しくない・・。

そんな印象でしたが、

いつも明るくて楽しい人で、

クマと闘うための話しを聞かせてもらっては、

爆笑してたことが、懐かしい思い出です。

個人的には、

上司の笑いは好きになれなかったけど、

Aさんのおやじギャグは、くだらないけど、

誰を傷つけるわけでもなく、

自分が馬鹿を演じて笑いを取ろうとする

ある種の優しさがにじみ出ていて、

好感の持てるものに感じました。

そういえば、

賢い人は馬鹿にもなれると言いますね・・。

こういう風に、高見の見物的に、

立場を利用して、人をいじりという名目で、

からかったり、嘲笑の的にして、

真面目に受け止めると

ただの冗談だよ。というようなやり方。

これも、思い返せばバラエティー番組で

よく見るやり取りのような・・・。

(と言っても、私の記憶は古めですが。)

笑いという一種の影響力を行使することで、

「まあ、いいじゃん。」

というような、許される空気感を演出できる。

何か言うと、

「真面目過ぎる。お堅い人。」とされる。

言っても咎められることもない。

これを利用することって、

狡猾な人間にはできるのかもしれません。

お笑いタレントの集合的無意識への影響

バラエティー番組は、

ゴールデンタイムに毎日放送されていて、

MCを務めるのはお笑い芸人という

パターンが多いです。

無意識のうちに、

彼らのやり取りが記憶され、

こういうのが面白い、

笑いが取れる、人気がある。

そんな風に感じてなのか、

意識的にでも、無意識的にでも

真似をする人は出てきます。

テレビでのやり取りが、

一般大衆に普及したことによる影響は・・

人を大切にしない、

傷つく人がいても、笑いがとれれば正義。

こんな側面もあったのかもしれません。

芸人同士で通用することも、

一般社会ではただのハラスメントだったり

することもある。

今回のスキャンダルは、

人を尊重するという大切な事を忘れたツケが

行きつくところまで行きついた結果

起きてしまったことでもあるような

印象を受けました。

自分自身への影響と許し

一般大衆に浸透した

日常のやり取りへの芸人の影響・・・

客観的に測れるものではないけれど、

日常のやり取りという、

生活の中に確実に浸透していると感じます。

私自身が、子供の頃に感じた

あの嫌な体験は、

彼らの振る舞いがおかしな方向に行き、

間違っていることを

感覚を通して教えてくれたのかもしれません。

小学生の男子が女子をからかうなんて、

よくあることではありますけれど。

誰かが不愉快になるような

人を馬鹿にするようなお笑いの影響・・

この影響を受けて傷ついた人って、

意外といるんじゃないかな・・?

自分が弱いからとか、ダメだからとか、

そういうばかりが、

いじりやからかいの原因ではなくて、

「お笑い」というものを通して、

それをとがめることもなく、

許すような社会的風潮が作られていること。

ストレスのはけ口として

利用されることがあることに

気づけて良かったなと思います。

お笑いは、面白いので、

馬鹿な事も許されたり、好かれたり、

受け入れられる側面があります。

けれど、使い方を間違えれば

人を傷つける道具にもなり、

馬鹿にすることを許す風潮や

軽いノリを利用して、

大切なことを見失わせることにもなる。

して良いことと悪いことの区別が、

いつの間にか曖昧にされて

見えにくくなったのは、

人をコケにするお笑いの影響もあったと感じます。

モラルの低下・・

乱暴に突き飛ばしたり、

体に触れるようなセクハラまがいの笑い・・。

女性の芸人さんに対する扱いも、

いくら仕事とは言っても、

やり過ぎじゃないかと感じたり・・

この軽いノリという曖昧さによって、

巧妙に誤魔化されてきた、

失うべきではなかった倫理観が

あるように感じるのは、私だけでしょうか・・?

芸人に求められる責任感と質の高さ

影響力のある芸人さん達は、

社会人だけでなく、

小学生の日常のやり取りにまで

影響を与える存在です。

芸人同士の内輪の世界では、

面白い事が正義となるのかもしれない。

けれど、それを取り巻く

外側の世界に与える影響は、

想像以上に大きいかもしれません。

人をいじっても、

相手に対する敬意が伝わるような

粋な魅せ方。

これ以上は踏み込んではいけないという

人に対する敬意を持つ形での線引き。

そこがきちんとしている方は、

お笑いの中にも品格が出てくる。

同じ芸人さんでも、

人によって差があるなと感じます。

プロだからこそ、考えて頂きたい

そんな部分だなと感じました。

追記

この記事、中途半端なところで

終わっておりました・・!!

なんだか、これでは、芸人さんに

個人的な嫌な出来事の罪を着せているかのような

そんな、物言いになっていたように

感じましたので、

それは、本意ではないことを伝えさせて頂きます。

スキャンダルの件は、

いろいろと想いをめぐらすきっかけには

なりましたが、個人の責任を問うつもりはないです。

ただ、大局的に見た時に、

バラエティー番組の影響があったのでは?

ということが具体的にイメージできるように

個々の事例をもとに伝えたかったのです。

個人的な過去の思い出は、事例として

挙げさせて頂きましたが、

別に今では誰のことも

憎んでも、恨んでもいません。

そして、芸人さんの全てを

否定しているのでもなく、

人を笑顔にできる仕事は、

もっとも優しい行為であり、尊敬できる

高度な仕事だと感じています。

伝えたかったことは、

潜在意識に知らず知らずに影響を

与えているものに、

意識的であることが大切だということです。

それは、現実化していく種となっていくから。

見えない世界を大切にしていくこと。

スキャンダルという一つの事象を

くだらないこととしても扱えるし、

最も重要なことから目を逸らさせる

スピン報道という意味合いで

見ていく見方も大切。

一つの出来事を

どんな視点で、捉えるのか。

そこに、正しいも間違いもないのだと思います。

もたらされた情報の意味を

どう読み解くかということもまた、

個性的であって良いし、

いろいろな考えがあるからこそ、

発見できることも多いのだと感じます。

このタイミングでこの報道が

出てきたことの意味。

それは、日常生活に浸透している影響力のあるものに

意識的であるようにという、

内面を別の角度から見つめる必要があるよという、

サインとも捉えることができ、

実は、とても大切な気づきをもたらす

ものでもあったように思います。

お読みくださいまして、ありがとうございました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする