こんにちは、hanaです。
お元気ですか？
今日はお仕事でお会いしている方の
素敵なお家のお話から
気づきを頂いたので、
そのことについて書いてみますね。
その家は、
古民家によくあるような太い梁のある家を
数十年前に改築したのかな、、という感じの
とても雰囲気のある素敵な家です。
もう動かなくなった古時計が
柱にそのまま飾られていたり、
屋内の灯りもLEDではなく
豆電球の上に編まれた丸い笠が掛けられた物が、
天井からいくつか吊るされていたり、
もう使わなくなった火鉢が
無造作にお庭に置かれたりしている様子が
なんとも言えず、
レトロな雰囲気で素敵なのです。
「素敵なお家ですねー・・」
と私が声をかけると
「昔の職人が建てた家だからね。」
と、その家のご主人が話てくださって、
「この家は釘を使わずに
木を削って組み立ててあるんだけど、
昔の職人はね、家が揺れに強くなるように、
わずか0コンマ数ミリの
隙間ができるように作っているんだよ。」
「それで、柱の下には玉石という平らな石を置いて、
揺れの緩衝材になるようにしていたんだ。
・・・昔の人は、よく分かっているよな。」
と、教えてくださいました。
昔の家は、地震が来ても、
揺れを緩衝するように計算して作られていた。
改めて、
「すごい技術だなぁ」と感じました。
「そう言えば、五重の塔も、
地震が来ても揺れを逃がすように
造られていると聞いたことがありますが、
昔の人は、やはりいろんなことをよく知っていたのですね。」
「そうそう。五重の塔もそうだよね。
あれは、心柱を立てて、
それに吊り下げるように作ってあるから、
揺れを吸収してくれるんだよね。
スカイツリーも、
中心に心柱を入れてあるんだよ。」
・・・というようなお話をお聞きしていました。
その方は、もう引退されていますが、
元々、製造業の社長をされていた方で、
ものづくりの専門的な知識をお持ちで、
いつも様々な面白いお話を聞かせてくださいます。
私自身は、建築の歴史も
ものづくりのことも全然詳しくないので、
ただ、お話を聞いているだけなのですが、
そんな話をしていて、
ふと気がついたことがありました。
「ああ、そうだ。
揺れるのって自然なことなんだよな。」と。
そう言えば、
自然界のものはみな、揺らいでいる
炎も、海も、風も
時には地面も揺れるし
夜空の星も瞬いている
人間の体も、直立しているようでも、
重心が静止していることはなく、
微細に揺れ動いている
木も葉も花も揺れている
雨の水も真っ直ぐ落下するのではなく、
わずかに揺れながら落ちるし
コマを回しても揺れながら回る
そんな風に、きっと地球自体が
地軸を中心に自転しながら
微細に揺れているのだろう
そんな微細な揺れに囲まれているのが
私達の自然な在り方
だから、揺れるものを見たり感じたりすると
癒しを感じるのかもしれません。
自然な揺れは、微細な変化の中で、
バランスを整え、調和する作用が
あるのかもしれない。
ヒーリングミュージックで
1/ｆ揺らぎというのがあって、
それを聴くと脳波がα波になって
リラックスする効果があると聞いたことがあります。
そんな自然な揺らぎの中にいたら、
心身が整いやすくなっていくのだろうなと。
数日前に、炎を見つめていて癒されたように。
きっと、昔の人は知っていたのだろうな。
そういえば、1/ｆゆらぎについてって
一体どんなことが言われているのだろう？
ちょっと気になってWikipediaを見てみたら、
こんなことが書いてありました。
１/ｆゆらぎ
ピンクノイズはこの１/ｆゆらぎを持つノイズであり、１/ｆノイズとも呼ばれる。自然現象においても見ることができ、具体例としては人の心拍の間隔、ろうそくの炎の揺れ方、電車の揺れ、小川のせせらぐ音、目の動き方、木漏れ日、蛍の光り方、スカートの揺れ、髪の揺れなどがある。
～中略～
生物に与える効果については、生体のニューロン(神経細胞)が生体信号として、電気パルス(電気信号)を発射しており、細胞の発射間隔を調べたところ、その間隔が1/f揺らぎをしていることが発見されている。
そのことから、生体リズムは基本的には1/ｆゆらぎしていると分かり、この1/ｆゆらぎは快適性と関係があることが判明している。人間の生体は五感を通して外界から1/fゆらぎを感知すると、生体リズムと共鳴し、自律神経が整えられ、精神が安定し、活力が湧くと考えられている。
Wikipedia「１/ｆゆらぎ」より
と、ありました。
知識としては、知りませんでしたが、
調べてみたらそんなことが言われていた・・・。
・・・なんとまぁ！笑！！
やっぱり直感は侮れませんねー！！笑
温かい日差しの中で、土の上に寝そべって、
木々のざわめきや雲の流れを見ていたら、
それだけで、癒されるのだろうな。
揺らぎの中に身を置き、
自然とつながっていることは、
生命にとって大切な事ですね。
と言うわけで、今日はこの辺で失礼します。
お読みくださいまして、ありがとうございました。
