
一般的に言って、最も困難な障壁はうそをつくことの克服だろう。
人間は絶えず、やたらに、自分自身にも他人にもうそをついているので、それに気づくことすらない。それでもうそをつくことは克服しなければならない。
奇跡を求めて グルジェフの神秘宇宙論 p357より
この前、グルジェフのワークについてまとめました。
その中でも自分自身との向き合い方について
より重要性を感じたため、
そこに注目してみたいと思います。
自分と向き合う時の障壁について
本に書かれていたのですが、
そのために必要なのは、
自分自身のうそを克服すること。
自覚して嘘をついているなら、
注意することもできるけれど、
嘘をついている自覚もない状態から、
まず、嘘をついていることに
気づかなければならないなんて、
相当、注意深く観察しつづけなければ
できないことですね。
<偽りの私>との闘い、自己の主要な特徴あるいは主要な欠点との闘いはワークの中でも最も重要なもので、しかもそれは言葉によってではなく、行為によって進められなければならない。
この目的のために師は、一人一人にはっきりした課題、つまりそれを遂行するには自分の主要な特徴を克服しなければならないような課題を与える。
この課題をやり遂げようとするとき、人は自分自身と闘い、自己修練をするのだ。
もし課題を避け、なるべくそれをやらないようにするとすれば、まさしく彼は働きたくないか、あるいは働けないということにほかならない。
中略
もっと難しい課題はーといってもそれは主観的に見て難しいというだけの話だがー<障壁>と呼ばれている。
障壁の特殊性は、ひとたび重大な障壁を乗り越えてしまえば、もう決して普通の眠り、普通の生活に帰ることはできないという点にある。
中略
ある障壁の前で立ち止まったときーそれはたいてい最も小さく、最も簡単な障壁なのだがー 人はよくワークや師、グループのメンバーに対して反抗的になり、自分の中の秘密があばかれつつあるがゆえに彼らを非難する。
彼らは時には後で後悔して自分を責め、それからまた他人を非難してはまた後悔するということを繰り返す。
奇跡を求めて グルジェフの神秘宇宙論 p355より
自分の中にある、弱さやずるさ、
見たくないし見せたくもない汚いところ
そんなところを見つめる・・。
これは、相当きついワークですが、
それを乗り越えたなら、見える世界は変化し
元に戻ることができないというのは
納得できる気がします。
克服した部分については理解できるもので
まだ、乗り越えてない人のことは
今、どの段階にあるのかが見えたりします。
過去の傷が多かったり
たくさんの困難に直面した経験を
持っている人ほど、慈悲深く優しい。
その根底には、
経験を通した理解があるものですね。
見たくないことと向き合うとき、
恐怖から牙をむく人もいる。
すべての人に乗り越えられるわけでは
ないかもしれず、慎重に進められるべきこと。
誰しも持っている
自分の見たくないところがあります。
そこと向き合うくらいなら
何をしてでも逃げたくなるようなこと。
でも、そこを突破すれば、
確かに世界が変わるようなこと。
頭で理解できても、めちゃくちゃ難しい。
ピンチはチャンスなんですよね。
それを乗り越える過程で、
偽りの自分から抜け出すきっかけに
なっていくのだとしたら、
本当の自分を生きるためには
必須事項ということなのでしょう。
私は、自分にどんな嘘をついているのだろう?
行為の中で克服するというのが
乗り越えるためのポイントというのは、
頭の理解ではなく、体験を通して
理解しなければ意味がないということですね。
最も恐れていることと
正面から向き合う勇気が問われている。
厳しいけれど、嘘を見抜くとこから
注意深く見定めてみる必要がありそうです。
それでは、今日はこの辺で失礼します。
お読みくださいましてありがとうございます。


