今と昔の子供の遊び方の変化から思うこと。

こんにちは。hanaです。

最近、面白い出来事はありましたか?

今日は、お会いするといつも面白い話を

聞かせて下さる人がいるので、

その話をしようかなと思っています。

いつもお仕事で会う90代の男性の方。

その方はとても明るい方で、

豪快に笑いながらお話しされます。

その方が子供の頃には、

おもちゃなんて売ってなかったので

山から竹を持ってきて、

それを加工して、自分で鳥籠を作って

小鳥を捕まえて飼ったりして

遊んでいたんだそうです。

以下、お話しの内容です。

「捕まえたシジュウカラを学校に持っていってさ。

それが授業中も気になってしょうがないの。

休み時間になると駆け寄って餌をあげたりして育ててたんだ。

そしたら兄貴に捕まってさ、

逃すことになっちゃったんだよ。

カラスの子供も育てたことがあるんだよ。笑」

また、別の話。

「近所に学校の先生の家があって、

庭においしそうな柿がいっぱいなってたんだよ。

友達と一緒になって、こっそり取っていたらさ、

しばらくしてから、先生が出てきて、

『君たち、そのくらいにしておきなさい』

と言われて、みんなでさーっと逃げたんだよ。笑!

後から怒られると思ったけど、

意外とそんなに、怒られなかったなー。笑」

また別の話。

「学校に行くまでには道のりが長くてさ、

4キロくらい歩いたんだけど、

その途中にお庭の池で鯉を飼っている

大きな家があったから、

友達と釣りをして遊んでたんだ。

そしたら、『コラー!』って怒られてさ。笑

地域の人は、大体みんな知り合いで、

誰がどこの家の子供かなんて、

みんなが知ってたから、

『またあの悪がきが!』で通ってたと思うよ。笑」

さらに、別の話。

「どぶろく禁止令が出ていたんだけど、

家で親父がこっそり作っていてさ。

戸棚に隠してあったのを

こっそり親父が飲んいるのを見かけて、

なんか美味しそうに飲んでるから、 

『俺も飲んでみたいなー』と思って、

小さなコップを持ってきて、

親父に手渡したら一口ついでくれたんだよ。笑!

飲んでみたら、まだ発酵が進んでなくて、

これが甘くておいしいんだよ。笑」

とても明るくお話ししてくださるので、

もう、お話を聞きながら

お腹が痛くなるほど笑い転げてしまったのですが、

次から次へといろんなお話しが

出てくる出てくる・・・!!

ここに書いたのはほんの一部です。笑

それを聞いていて、

ふと思ったんですよね。

昔って、今よりも緩かったんだなーって。

たかだか80年くらい前の話なのに

今とは全然違っていて。 

今、小学生がお酒なんて飲んだら、

問題になりますよね。

けれども当時は、

それが笑って許されていた。

先生も一緒に飲んだんだとか。笑

何でもすぐに手に入るから、

おもちゃを手作りするなんてこともないし、

だから作り方も知らない。

近所の家の庭で、鯉を釣ったりしたら、 

下手したら警察沙汰になりかねないし、

先生の家で、柿を取ったりしたら、

親に連絡が行って、校長先生まで

呼び出す騒ぎになるかもしれない。

だけど、当時は、

軽い注意で済まされていたようなこと。

きっと、親や近所の人や先生たちも、

子供の頃に同じようないたずらをして

遊んだ経験があって、

そんなに悪気がないことが経験から

理解できたのかもしれない。

今の子供たちは、うるさかったり

危なかったりするからと

公園でボール遊びをすることも

できなくなっている地域もあるし、

近所の家に忍び込んだりしたら、

それこそ泥棒扱いされて

警察を呼ばれてしまうかもしれません。

それが、好奇心からくる、

大して悪気のない遊び心だったとしても。

自分が子供だった頃の感覚を思い出して、

もしも、自分が小学生だったら、

どんなことが楽しいと感じただろうと

思いを巡らせてみると、

今の時代よりも80年前の方が

結構、楽しそうだなと感じる・・。笑

大人たちも、今より寛容で、

子供たちものびのびと過ごせていた。

いつの間にか私たちの社会は、

少々神経質で潔癖なものに

なってしまったのかもしれない。

昔の方が良かったと言いたいわけではないけれど、

何か大切なものを置き去りにして 

しまったのかもしれないなと

心の奥でじんわり感じました。

たまに、そんなことを振り返ることも

案外、大切なことのように思います。

それでは今日はこの辺で失礼します。

お読み下さいまして、ありがとうございました。

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